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夢の中のあなたに、恋をした話

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今日、夢を見た。
その夢には、とある女性が出てきた。
その女性は、多分、私と同じくらいの年齢で、とても明るい、よく聞く表現だが、本当に太陽のような人だった。

私は、バスの中で、恐らくは学校から家へと帰るために、バスに乗っていた。
何の変哲もない、いつも乗っている通りのバスだった。だが、一つだけ違ったのは、私の隣に、あの女性が座っていたことだ。
最初の時は私は何の気にも留めていなかった。彼女が美人だなんてことも思っていなかったし、ただただ「ああ、誰か隣に座ってるなあ」程度の認識だった。
だがしかし、偶然にも彼女の手が触れた瞬間、私は彼女のことを認識した。ポニーテールの艶やかな黒髪、スラっとした体形に、可愛らしい、ついつい触ってしまいたくなるような丸顔の頬。正直言って、私の好みをそのまま現実に映し出したかのような、そんな容姿をしていた。
もう夢の中で私がどう思ったなんか微塵も覚えちゃいないが、多分、ドキっとしたことだろう。
私と彼女は、しばらくそのままの状態でいた。しかし彼女は、私の手に合わすようにして、少しずつ動いてきた。
私はびっくりして思わず、その手をぎゅっと握ってしまった。
鮮明に覚えている。その体温は、夢の中だというのに、確かに感じられた。炎のような激しさでも、雪のような冷たさでもなく、陽だまりのように、ただぽかぽかとした穏やかな暖かさだった。その後、彼女は私の手からするり、と抜けて、不思議なものを見るような目で私のことを見た。その後のことは、彼女がバスを降りる前に、一度私の方を見たことしか覚えていない。
夢はここで、別の場所へと移った。

学校の外へと繋がる、或いは沢山の教室へと枝分かれている主要の廊下。私はそこを歩いていた。歩いている場所から考えるに、部活が終わって帰るところだったのだろう。
ふと面を上げ、前を見てみると、ポニーテールの、太陽のような暖かさの彼女がいた。今回の服装は、確か白いブラウスを着ていて、彼女の白い肌と溶けるように合っていて、本当に綺麗だった。
彼女が振り返り、私の方を見た。そして、微笑んでくれた。相も変わらず、太陽のような笑顔だった。

夢はここで終わった。起きた時、私は悲しかった。何故あのように美しく、暖かい人が現実には存在していないのだ?今すぐにでもここから逃げ去りたい。あの暖かい場所に永遠に幽閉されていたかった。でも、醒めてしまった。もう、あの暖かい場所へと戻ることはできない。なんと、酷い話だろうか

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