私と妹の間の差は大きいですか？私の両親はよく喧嘩します。あ、私は帰国子女の男子高校生です。小学校入学あいて1ヶ月を日本で過ごし

主さんの親御さんとのやりとりにとても共感しました。

うちの親も、私には本当の意味で興味も関心も持っていませんでした。高校のときには、こちらから何も言い出す暇もなく突然すごい形相で私の前に現れ、うちにはお金がないから家から通える大学にしか行かせられない。浪人もさせられない。私立もだめ、と一方的に叩きつけられました。あぜんとしながらも、そんなに家にお金がないなら大学に行かずに働くよと言ったら「あんたはそんなことを考えなくていい！」と怒鳴りつけられました。
そこはうちの居間でしたが、キャビネットには高そうなお酒やカットグラスがいくつも並び、絨毯やソファはふかふかで、ご飯もいつも一品多いと苦情を言うほど多かったです。いまだに本当にお金がなかったのかまったくわかりません。ただ少なくとも、私に何がしたいか、将来の夢は何か、どんな学校に行きたいか、と親が聞いてきたことは一度もありません。

他にも私が死にかけたときに助けるどころか追い出されるなどいろいろあった結果、今は親とは縁切り状態ですが、それでもいまだに親に一人の人間として見てもらえることを夢見てしまいます。たぶん人間として当たり前の感情なのでしょう。
ただ当たり前の感情が必ず満たされるわけではないことも、今では十分わかっています。
ネットで調べるとすぐ見つかると思いますが、親とうまくいっていない人は日本ではとても多くなっているようです。もちろん、関係を続ける努力はすべきです。ですが親の無関心やえこひいきは簡単には直らないし、いつまでも「親なんだからこれこれを与えてくれるべき」と言っていてはこれもまた一方通行の要求でしかなく、大人になっていくべき子供の立場としては不健康でもあるでしょう。
家族も人間関係の一つでしかありません。親子だからわかりあえるというのは幻想です。それぞれ別々の人間どうしでしかないですから、ある程度のあきらめは必要だと思います。
主さんは自分の言動が親の気を引くためと自分ですでに理解できている、客観的に自分を見ることができているのですから、では次はどうすればいいか、も自分で考えて自分なりのよりよいやり方を見つけ出せるはずです。

私にも中国人の恩師や知人がいます。彼らは本当に努力家で尊敬できます。中国語と英語しか話せなかった留学生が、たった３ヶ月でかなり流暢な日本語を話せるようになったのは今でも驚きです。聞いたら１日１２時間日本語の勉強をしたそうですが、時間数は誇張かもしれなくても結果がついてきているのですから、よほどの努力をしたことは間違いありません。また恩師は今まで出会った中でもっとも人格、学業とも優れた方です。あの恩師に教われたことは私の一生の宝です。
日本人の同僚にも大変な努力家がいます。彼は知らないことはちゃんと知らないと認めますが、一週間もするとそのことについて私より詳しくなっていたりします。大変な負けず嫌いのせいでしょうが、そんな感情的な性格を努力に向けるというやり方は本当に尊敬しています。
そういう人たちと過ごす時間を増やす方が、根本的な部分で理解しあえない家族と無理に関係を続けるより、自分の人生にとって大きな価値があると思っています。

すでにいろいろな国を経験してきた主さんなら、日本でしか生活せず日本人しか相手にしたことのない人に比べて、無意識のうちにはるかに多くの物が見えるようになっていると思います。そのぶんつらいこともあるでしょうが、そのぶん他の人には手に入れられない、すばらしいもの、豊かなものも手にできるはずです。
自分を大切にして、また自分を大切にしてくれる人を探してください。
主さんがいつかもっと幸せを感じられる日が来ることを祈っています。

それは辛いですね…。
自分をこの世にいるただ一つの大切な人ものだと思いたくなる気持ち、よくわかります。
俺も、自分には何か特別なものがあるって思いたくても才能なんてないことに気づいて。悲しくなる毎日です。

自分を傷つけすぎないように、心と体を大事にしてくださいね。
あなたの世界が広がって、共鳴されて、たくさんの優しい人達に共有されることを願っています。