地味な色の
目立たない服装
なるべく視界が狭められる髪型
こうすることで、
外に出るとき、少しは落ち着ける。
視線を気にしない、
見られていないか気にして、
周りを見ない。
余計視線を浴びてしまう。
もうすぐ、みんなにとっての、
当たり前の日常が戻ってくる。
私は当たり前の日常すらも、
当たり前のように過ごせなかった。
だからいつもの生活に戻るのが怖い。
病気なんかじゃなくて、
ただの臆病者。
病気のせいにできたなら、
もっと楽になれてた。
また、大きな交差点を見たときに、
飛び込みたいって思うのかな。
また、死ぬ機会を探してしまうのかな。
怖い。すごく怖い。