夕食後は果物を。
みかんが廊下にあるから、と頼まれ、温かい居間から出る。
少し高い棚の箱に入れてあるようだ。
横着して手探りすると、指先に沈み込む存在を感じる。
あれだ。
あの緑白いやつ。
みかん in ビニール袋 in 箱だったから、全てを簡単に救出。
さっき私が触れたみかんは、全方位取り囲まれているのに、自身だけ白くなっていた。
こんなにたくさん、仲間や道連れ候補がいるのに。
きっと、生じた結露を背負いこんで、押し付けられて、こんなになっちゃったんだ。
まだ冒されていない部分を探して持ち上げる。
捨てるために持っただけなのに、持っている部分の確かさに、錯覚を起こしそうになる。
まだ大丈夫なんじゃないかって。
買ってから何日?
わからない。でもそうは経っていない。
いつの間にか、駄目になっていた。
みかんの冷たさが指にしみる。
なずな
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ななしさん
すごく鋭い感性をお持ちの方だなと思いました。
なんとなく、よしもとばななさんの作品を思い出します。
ななしさん
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初めて、鋭いと言われました。
もしかしたらそうなのかもしれません、ふむ。
お返事ありがとうございました。
ななしさん
一通目の者です。
なんとなく、あなたの書いた小説を読んでみたいなと思いました。
ななしさん
貴方の書くこの文、すごく好きです。感受性豊かですね。憧れます。
ななしさん
すごい。みかんの、一部始終が想像できる。
ななしさん
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(゜ ゜)!
みなさんありがとうございます。
ただの作文なのに、ほめていただいて光栄です。
みかん は 人間 にもなる、かもしれません。
>>お一人めの方
小説は読む専門です。
ご期待に添えず申し訳ないです。
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