いつの間にか、ごみ箱になっていた。
ごみがどんどん溜まっていって、本当の僕を覆い隠す。
重いごみのせいで、息が苦しい時もある。
捨ててしまいたいけれど、ごみの捨て方がわからないんだ。
もういっそ僕ごと燃やしてしまおうか。
……そう思ったけど、それもできない。
いつか落とした宝物があるかもしれないから。
まだ空っぽのごみ箱が羨ましいや。
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苦しみから逃れたいだけなんだ。
命を粗末にしたい訳じゃない。
答えが欲しい。
正解が欲しい。
僕には何もわからない。