日本では未公開で、ボリウッド作品をあれこれ調べていて出会いました。
アスペルガー症候群を患うイスラム教徒の青年ハーンが、ヒンドゥー教徒のシングルマザー、マンディラと結婚し、一人息子のサミールの三人で幸せな家庭を築きますが、9.11テロ事件により、全てが一変してしまいます。
イスラム教徒であるが故に差別を受け、ハーンの家族だからというだけで、母子にまで偏見の目が向けられます。
それがきっかけとなり、命を落としてしまうサミール。
家族は崩壊してしまいますが、ハーンは国の最高責任者である大統領に会い、イスラム教徒であっても、テロリストではないと伝える為に、独り旅立ちます。
人と人との繋がりに壁などはなく、大切なものは想いであることを教えてくれる、素敵な作品です。