仕事がうまくいかなくなり、
父が鬱になり、
人が信用できなくなって。
逃げるように家を出た。
その事で喧嘩もしたけれど、今の夫のお陰で逃げ出せた。
さよならの時、父に言った言葉なんて覚えちゃいない。
永遠に会えないわけじゃない。
今優しくできないのは許してほしい。
そんな気持ちだったのだろうか。
否、今では分かる。
ここまで嫌いになっているとは思っても見なかったのだ。
幼少期、あれだけ聖人君子だと思っていた両親。ただの人間だと絶望したのが遅すぎた。
両親が言うことは正しいと、信じていた自分。悪いのは私だと信じて疑わなかった自分。
違う、違う、違う。
父も母も、結局、ただの人間。
言いたいことなんて言えた試しあっただろうか?
苛められていることも黙ってたのに?
苦しいことも言えなかったのに?
何が親子だ。
私はそんな親になりたくない。
お腹に赤ちゃんがいる。
今になって、親への気持ちが汚れていく。
私は親になれるのか。
悲しい悲しい悲しい。
親とはなにか。
つらかったですね。私もそうです。
特に「両親が言うことは正しいと、信じていた自分。悪いのは私だと信じて疑わなかった自分。」が痛いほど突き刺さります。正に幼少期の私です。
その感情はあっていいものです。もし、親の庇護なしに小さい子供の段階で路上に放り出されていたら何もできません。
過程はどうあれ育ててくれたことに対して恩義が1ミリでもあなたにあればお父さんに対して「許し」を与えていいと思います。あなたを社会人、または学校に入れてくれるまでに育ててくれたという事実は消えません。
自分の親に対してはあくまで「教訓」「反面教師」と捉え、目の前にあるお腹に宿る命に、精一杯愛情を注げばいい。あなたの赤ちゃんはあなたと旦那さん二人の宝物です。あなたしかいません。それを考えれば自然とうまく世の中うまく回るものと信じています。