欧州某国に留学している大学生です。
自分は幼い頃にアスペルガー症候群と診断されて、そのハンデを補おうとそれなりに努力してきました。でも、中学受験も高校受験も失敗しずっと負け犬扱いされてきました。それでも踏ん張ったおかげで大学だけは現役でそれなりのところに進学できて、1年間の留学まで決まりました。
しかしながら大学で思い知ったのは、己が如何に劣っているかという一点だけでした。人間関係、恋愛、学問、あらゆる分野で思い知らされました。特に辛かったのは、自分が片思いをしていた女子が、自分の親しい友人と恋仲だと知った時でした。
起死回生や劣等感の払拭を目指して臨んだ留学も、半年経った今では劣等感の深淵に叩き落とされどん底にいます。幼い頃の病院での知能検査で言語能力の知能指数は130以上ある
と診断されて自信を持っていた語学ですら全く通用しませんでした。食事も美味しくなく、人間関係も上手くいかず、苦しみしかありません。
温室栽培のコミュ障が勝手に自滅していってるだけではありますが、暖かい言葉を頂けると幸いです。
ハンデを補おうとしてきたあなたは素晴らしい人だと思います。
人は産まれ持った素質にかなりの大小はあるけど、結局誰から見ても完璧な人はいないし、産まれ持った癖(のようなものと自分は思ってます)を努力により改善しているあなたは、誰かと比較する必要もなく、良い人なのだろうなと感じます。
ただ、完璧な人生を送っているように見える人でも、全ての人がそうわけではないです。
切り取られた幸せを見るから、それと比べるから辛いこともあると思います。
人と比べるから、恵まれた幸せを自覚することもあるけれど、誰かと比べてより優れているか、恵まれているかどうかであなた自身の幸せを定義するより、あなたが心地良いと感じるかどうかで決めた方がいいと思います。
誰かと比べるより、その方がきっとあなたが素晴らしい場所(実際の場所ではなくて居場所とか目標的な意味で)に行けると思うのです。
恋が叶わなかったことは悲しいことですけど、もし縁があるならきっとチャンスはあるだろうし、あなたが生き生きと生きていたら、違う縁も自然に繋がるのではないかな、と思います。
人は、強い信念が無いと、基本一人で戦い続けることは難しいけれど、きっとあなたの仲間になってくれる人はいると思うし、すでにあなたを見守ってくれている人もいると思います。
今この瞬間に悩んでいる人は沢山いると思うので、もしそんな人と話してみたいならそういう繋がりを探してみるのもいいかもしれません。
人生、努力してきたことがすべて実を結ぶことは難しいことかもしれませんが、行動しなければ願いが叶うことはありません。
行動しようとした時にもうすでに一歩目は踏み出してるんです。
こうやって悩んでいることも、いつかは良い悩みだったと思える日が来るかもしれない。
それはあなた次第ですが、今まで1歩ずつ着実に歩んできたあなたの行動は無駄になることは自分はないと思います。
自分は学生時代、先生が授業中に『みんな他人の(作ったストーリーの)人生を生きるな。自分自身の人生を生きろ。』と言ったことを時々思い出します。
これは多分、他人と幸せを比べたり他人を基準とした生き方ではなく、自分が心地良い生き方をしろということだと自分は思ってます。
もし、あなたが『こうでなくちゃ』『ああでなくちゃ』と思って生きているなら、その考えが自分自身が思う幸せなのか、それがあなた自身の心地良い生き方かを考えてみてほしいな、と思います。
あなたが、心地良いと感じるあなた自身の人生を生きられますように願ってます。