私は小学生の頃から一人で何でもなんとかしようとしていた。
だから、単独行動は得意だった。
精神的な面では誰かの助けを借りず強く生きる能力は子どもながらに身についていた。
誰にも相談せず、何でも自分で解決してきた。
誰にも頼らなかった。
強くあろうとした。
私は一人っ子。だから何でも自分でできるようにならなければならない。そう思って生きてきた。
親だっていつかいなくなるし、結局自分以外は他人ってことを既に嫌という程知っていた。
私に課せられたのは孤独という代償。
だから他者との輪に入っていく術を知らなかった。結局得られなかった。
みんなが普通にできることが、私には欠けていた。
小中高大、ぼっち。大人になってもそう。
周りは友達とか恋人とか、従妹たちと休日たまに出かけたりとかいう話を聞くけど、
私には何もないのだ。
しょうがないよ。もうそうやって生きることしかできない人間として確立してしまったのだ