遺書には2つあります。遺産相続について書く場合は、遺言書。家族などに自分の気持ちや言葉を残すのは、遺書となります。
遺産相続と自分の気持ちとを併記するのなら、遺言書となるので、法定の書式に則って書く必要があります。
遺産相続の事は含まず、自分の気持ちだけを書くのなら、遺書になりますので、特に書式は指定されていません。自由に書けばよい形となります。但し、誰が書いたものか分かるように、出来る限り自筆が良いです。署名、作成した年月日、押印があると、更に良いと思います。書くのが大変であれば、メールや動画といった方法でも構いません。
個人的な考えですが、自殺の場合はそれに至る経緯や原因が書いてあった方がよいかと思います。知らない方が良かったというケースもあるかと思いますが、原因が分からない場合、なぜ死んでしまったのか、残された遺族としてはずっとその事に囚われてしまいます。知ったとしてもずっと囚われてしまう訳なのですが。
あとは、感謝の気持ちを伝えたい人がいれば、その人達宛てへのメッセージを。恨み辛みごとがあるのなら、それも書いて頂いて構わないと思います(いじめやパワハラなど、事件性のある場合は詳細に)。他には、死後にやって欲しいことや思い残したことなど、あなたが書き残したいと思う事を出来る限り書いて下さい。
保管については、万が一に備えて見つけやすいところに保管することが大切です。あまり見つけにくいところに保管すると、誰にも見つけられずに、他の遺品と一緒に処分されてしまうことがあるので。
一応、小瓶主様の希望に沿って、遺書の書き方について簡単に説明しました。
ただ、自殺については、本当に最後の最後という手段にして欲しいです。つらいらこそ、苦しいからこそ、自殺という手段を選ばれるのでしょうが、今一度、自殺以外の選択肢を探してみて欲しいです。苦しい思い、辛いその思いを誰かに相談して助けを求めてみて欲しいと、心から深く願います。