私の家族もたいがいで、汚い言葉を使うところや、嫌な面をたくさん見せられてきました。
それを反面教師に、言動が似ないように自分を律しながら生きています。
確かに、遺伝子の半分は親由来で、顔や体や性格の共通点は少なからずあるんですけどね。
でもそれは、似たところに注目するから似たところだらけに見えてるだけなのかもしれません。
リンゴも桃もどっちも丸くて、皮に被われていて、真ん中に種があって…ぐらいの類似点。
よく見れば相違点もたくさんある。
ぽろりと出てくる汚い言葉のレパートリーや嫌いな人の遠ざけ方、苛立つポイントって、親に限らず多くの人で似たり寄ったりですからね。
たとえば「馬鹿!」みたいな罵倒語、日本人なら誰だって口にしてしまうでしょう?
日本語を使ってるんだから当たり前ですよね。
親の影響というより、日本語の影響です。
両親以外の人と話したり、アニメやドラマを観たり、漫画や小説を読んだりしているうちに、たくさんの言葉に触れ、どんどん吸収していくはずです。
綺麗なことばも汚い言葉も、一見綺麗でも人を傷つけるような言葉も。
言葉のレパートリーはいくらでもアップデートできるから、あまり心配しなくても大丈夫ですよ。