一人にしてよ!
よく言うでしょ、「みんながいないと寂しいよ」って。
私は言い返す、「その代わり傷つけられることもない」と。
「他の人の助けがないと生きていけないよ」と言うなら、
「構わない」と答える。
私にはアウトドアとかサバイバルの技術も体力もないので、本当に一人っきりになったら数ヶ月で死ぬだろう。
でも、たとえ猛獣に生きながら噛み殺されるとしても、激痛で人生を終えるとしても、そこに至るまでの日々、他人に悩まされることはなくなるわけだ。
威張り散らす声、自分じゃ何もしないくせに助けばかり求める人間の声の代わりに、鳥や虫の声、木々のざわめきなんかの自然音だけを聴いていられる。
騒々しい静寂。
誰の目も気にせず深呼吸できる。
そんな時間と空間を切実に求めている。
だから他人は要らない。
頼むから、せめて静かにしてほしい。
共感してくれた方、ありがとう。
分かってはいるのです。
私は人の間でしか生きられない。
私を傷つけるのも、私に共感してくれるのも、結局は人しかいないから。
だから私は世捨て人にならず、人の間で、人の役に立って生きると決めたのです。
人によってどれほど傷つけられようとも。
それでも、時々、人の声を聞くのが、喜怒哀楽いかなるものであれ、壮絶に苦しいのです。
頼むから、静かにしてくれ!と叫びたくなるのです。
けれど、共感してくれる人がこの世界に一人でもいるなら、やはりここで生きる価値はある。
そう確信できる。
だから、見知らぬあなたへ、ありがとう。
たとえそれが本心でなくてもいい、その言葉をありがたく頂戴します。私の糧として。