私には同じ部活、同じクラスで、少し心を病んでしまった友人がいる。
その子は自信が無いから、いつだって自分のことしか見えていない。
心が弱いだけで、いい子だ。真面目だ。努力家だ。そして面白い子だ。人気者だ。
部活でも才能を発揮しているし、成績だってとても良い。
本当なら、私みたいな根暗な人と一緒に居なくても生きていける子だ。
人気者なのに、自信が無いから、無意識の言動に時々傷付いてしまう。正直辛い。
私はその子のために出来ることを必死に考えて、ポジティブシンキングの助言をしてきた。
なのに、ボロがでた。友人が苦しい死にたいといった時、それだけ必死に生きてるってことでしょ?と返してしまった。
多分傷付いたと思う。
その子にとって生きるという単語自体が辛い言葉なのに。
最低なことをしたはずなのに思ってしまう。私だってこの子の言動にかなり傷付けられてきたよと。私は悪くない、精一杯やったよと思ってしまう。
傷付けたことを謝りたいのに、掘り返すのも怖くて謝れない。
自分だけが辛いみたいな顔をするその友人が嫌いだ。
もうどうしていいか分からない。
学校に行きたくない。でもその友人が、私がいないと教室に入れないと泣いていたことを思い出して、重い足を動かす。
なのに、何かあったら私以外の同じ部活の同輩に愚痴ってスッキリして、後々「実はこういうことがあってね」と聞かされる。
そして、同輩から「私らクラス違うから、友人のことお願いね」と言われる。
そりゃ、助けるよ。大事な友達だもん。
けど、あの子にとっては都合のいい人なんだろうな。
私ってなんなんだろう。
あの子にとって私は本当に必要かな。代替なんて幾らでもいるだろうに。
もう、あの子の傍にいたくない。
卑屈になりたくない。
惨めな思いはしたくない。
それでも私はまた、重い足を無理やり動かしてしまうんだろう。
あなたの優しさ、繊細さを感じます。
友達を助けたいけど無理をしてしまっている。
つい見過ごしてしまいがちだけど自分の中には
悪い人もいます。この人を追い出そうとすれば
するほど理由の解らない苦しみが続きます。
この悪い人を認めてあげるのは骨が折れること
ですがそれが大人になるということではないかと
思います。
自分の中の悪い人を許せた時お友達のことも
広い心で包んであげられるのではないでしょうか。
繊細な人ほどポジティブだけでなくネガティブな
情報もたくさん受け取って疲れ切ってしまいます。
暗い闇の心の存在を知っているからこそ
明るく温かい心が染み出して来るような
素敵な方になるのではないかと思います。
応援しています。