相談すればわかってもらえる、良い解決策をもらえる、事態は好転する。
とんだ思い上がりの積み重ねだった。
相談しても、わかってはもらえない。
自分の状態を、背景を、全てを知っているわけではないから。
相手の状態で、背景で、過去で相談を解釈してしまうから。
だからこそ、繰り返しやりとりをしなければならない。
相談しても、良い解決策はもらえない。
問題は単純ではなくて、折り重なっているものだから。
解決策は簡単ではなくて、課題が多くつきまとうものだから。
だからこそ、丁寧に練らなければならない。
相談しても、事態は好転しない。
自分の力では解決できないから相談しているのに、自分の力で解決することを求められる事が多いから。
相談相手の力では、現実を変えるだけの行動をすぐには起こせないから。
だからこそ、さらなる支援を求めなければならない。
よく見渡してみると、相談と支援を同時に行う場合は殆どない。
相談の後適切な支援機関を紹介するという形態が殆どで、それ以外は支援の準備に一定の時間を要する。
例外的なのは、問題と解決策との対応が既に積み上げられている一般的な病くらい。
気が参るような現実。
でも、わかっていれば、必要以上に焦ることはなくせそう。
今日も少し、進むとしよう。