私も、役に立ってるってことが特になくて、
認められたいけど、その願望が叶わない者です。
好きなことを見つけて上手くなろうとしたり、
仕事の勉強をして、みんなの役に立ちたいと思う
けれど、思うように行きません。いつまで
この状態が続くのかと思うと虚しい。
仏教では、この欲しいという気持ちを煩悩と
言って、一生なくならないものだと言っています。
確かになくそうともがいても同じ迷路に迷い込む
ばかりで一向に抜けられません。同時に、自分が
煩悩だらけの人間だとはっきりと分かるのは、
弥陀の本願力、自分の力の到底及ばない「他力」
が働いているのだと教えています。
煩悩があるままで、この他力を頼もしく感じられる。
この救いの手があれば、死んでもよし、生きても
よし、物事が上手く行こうが行くまいがどちらでも
よし。苦しみの本当の原因である無明の闇、この
まま死んだらどうなるか分からない暗い心さえ
晴れれば、たとえ飛行機の機内食が不味くて苦痛
だった(煩悩)としても、墜落事故(無明の闇)は
避けられるのです。
あなたの苦しみは煩悩でしょうか、無明の闇でしょうか。