とある予備校の講師にめちゃくちゃ会いたい
なんでかっていうと初めて自分の可能性を心から信じてくれた人だから
最初はあまり乗り気ではなかった
予備校の授業は面白いものだと思っていたから
だけど後からわかった
予備校の授業は面白いではなくて、分かりやすいものだと
通って8ヶ月立ったら顔を覚えてくれていたみたいで向こうから「さようなら」と挨拶してくれた
私は「さようなら」と返した
返したあと、
あああああ!!!顔覚えてもらえた!!と喜んだ
くだらない質問にも呆れながらなんだかんだ返してくださった
本当に感謝申し上げます
来年先生がうちの校舎に来ないことがわかるのが、進級手続きの配布プリントだった
そこから頑張って受けたから、欠席は最後までしなかった
私は先生に今後の勉強法を二回聞きに行った
一回目は……申し訳ないことに正直よく覚えてない
そして二回目
スタートが遅れた私に先生は応急処置のようなアドバイスをくださり、私は出来る限りの努力をし始めた
いや、まだ努力になりきれてない努力だ
決定打はこの言葉だった
「君なら出来るよ」「頑張ってね」「真面目にやってきた君なら僕は大丈夫だと思うよ」
普通、こんな言葉を生徒に言うだろうか、言うかもしれないけど、こんなにたくさんのエールを贈られたのは初めてだ
彼は寝ている生徒がいても決して起こさなかったが、内心あまりよく思っていなかったのだろう
私は先生の前で泣きそうになるのをこらえて職員室を後にした
帰りの駅でちょっと泣いた
彼の心からの言葉が私の心を感動させた
感動しても涙を流さない私が流してしまった
ありがとう。本当にありがとう。これからも頑張るから。
この事を友人に話すと、それは社交辞令ではないかと言われた
最初はそう思ったがいろいろな先生の言葉を聞いて、彼の言葉は本物だったということに気がつく
このシーンは、私の好きなアニメ、色づく世界の明日からに似ている気がした
色づくは今でも最終話を見ても泣いてしまう
おっと……文字を打ちながら涙が出てきた
あれから3か月
私はあれ以来先生には会ってない
第一志望の大学に行きたい理由はもちろん偏差値高くなくても研究環境が整っているからだが、もうひとつ理由がある
その先生に合格報告をしたい
別にいいよね、そんな理由で目指しても
だから、先生、私が報告するときはちゃんと聞いてね
あんな子いたなって思ってね
私、絶対合格するからさ
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項
ななしさん
良い方ですね!
私も受験生なので、お互いに頑張りましょう!
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項