宛名のないメール

書いて吐き出したいだけ
書いたらすっきりするかなって

中学生になったばかりのころ
長かった髪を切った
短くした
肩につかないくらい
「長い髪は不衛生」
「結んでも長い髪は汚い」
先生が毎日そう言うから
その先生は担任じゃないけど
廊下で会うたびにそう言うの

私が髪を短くしたら
その先生は嬉しそうに言ったの
さっぱりしたな　って
他の子にも髪切れって言いだして
私のことみて言うの
ああいうふうにしなさいって
だから言ってやった
「あなたがしつこいので切りました」って
先生は気まずそうにしたし
同級生の間でそんな私がかわいそうって話題になってたから
その先生は
もう他の子に髪切れって言わなくなった
他の先生に怒られたりもしたとかしないとか
他に髪切れって言われる被害者が出なくなって
そのときはほっとしたけど
今も髪が伸びると不安になる
ずっと髪は短いまま
髪型も一緒
なんだか怖くて

高校時代
アルバイトは校則で禁止だった
家の事情とか特別な場合は
申請の紙いっぱい書いて
学校に許可もらえばできるって感じ
でも禁止だけど
隠れてみんなアルバイトしてた
私はしなかったけど
だって規則だし
私たちが規則を破って
これから入学する子たちが
もっと厳しい規則に縛られるのは
なんだかかわいそうだったから

専門に入ったらアルバイトしようと思ってたけど
課題が多くてそれどころじゃなかった
二年目は就活に追われて
結局アルバイトはできなかった
そのせいで就活に苦戦した
アルバイト経験ないんですかって
なんでですか、めんどくさかったのって
結構キツイ言い方された

悪い子になれば
こんな思いはしなかった？
自分のことだけ考えて生きていれば
今更こんなこと引きずらずにすんだのかな

時々中学生くらいのころの自我が出る感覚がある
昇華しきれなかった残骸が
今の自分の隣で泣いてる
そんな感覚

年を取れば消えると思っていた
残骸はいまもここにいる

rok

73214通目の宛名のないメール

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お返事が届いています

ななしさん

まず、短い髪が良いとか、絶対それその人の好みだと思います。
むしろ、長くて綺麗な髪の人の方が絶対いいですし。

高校でのアルバイト事情は、僕も凄く悩んでいます。
僕は真面目にやって、点数もクラスの半分以上ちゃんと取ったのに、頭悪い根バカのやつらは学校の許可貰わずに勝手にバイトしたりしていて、「なんで俺はバイトくらいしちゃだめなの？」っていつも思います。

ええ、所詮はそういう低能は永久低能のまま成長しないんです。
人に迷惑をかけ、「自己中でウザい」と周りから思われ、惨めな人生を送って不幸になるんですよ。

というか、そうでも思っていないと世の中理不尽で不公平になってしまいますから。

でも、真っ向から正規ルートでやって来た人間は悪い風には捉えられません。
それを悪と言う奴がいたら、そいつも同じバカ。同罪。ギルティです。

すみません、書いていてクラスメートに怒りが湧いてきて、口悪いです。

rok

（小瓶主）

冬さんお返事ありがとうございます。

私がどうしたいのかは、最近自分でもよくわからないんです。
正しいことをしたいと思うし、未来の自分に誇れる今の自分でありたいとは思います。
でもその正しさが本当に正しいのかとか、それで損をして生きることが良いことなのか考えてしまって…。

だから今は、きっとよくないことだけどその残骸を直視したくないんです。
その残骸にやさしくできるようになったら、きっと前に進めるのだと思います。
幸せになれる方へ進めたらいいなと思います。

冬

どうかその残骸を抱いて、泣いてあげて欲しい。
私も一緒に今、この場で抱いて泣くよ。
泣いて、泣いて、悔しくてまた泣いて。悲しくて泣いて。

泣き疲れたら、祈ってあげてください。
良く、頑張ったって。

悪い子だろうと、良い子だろうと、その時のあなたはそれが良いと、最良の判断をしただけ。

そして、今、どうしたいかという時間がやってきている。

良いとか、わるいとかじゃなく、どうしたら気持ちいいかの判断が出来ると思う。
あなたが幸せに、幸福になってください。

rokさんの他の小瓶

やっぱり人と関わるのは難しいし、心がすり減るし大変だなと思います。端的にいうと会社にパワハラ気味の男の人がいて辛いです仕事で顔もわからない相手と、文章のみでやり取りすることが増えたのですが…。文章のみではなかなかこちらの意図が伝わらず、苦戦しています不誠実でいたかったと思う。優しさを捨てて、感情を捨てて。もっと気高く自分勝手になれたら、なんて少し思う。もっと違う『生きやすい』人に

以下はまだお返事がない小瓶です。お返事をしてあげると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。

たまの贅沢？いつもの贅沢？丁度いい贅沢とかなんなんだろう。好きを思い出の中に置いてきた「短編小説」もうなにがなんだか。もう消えてなくなりたい。こうフワッと泡とか水が蒸発していくみたいに。そしてみんなの中から私に関する記憶が消えたらいいのに基本的に夢は信じ続けるものだと思っている。叶う叶わないに関わらずチャンスを逃さず行動することで叶いやすいと理解している。私は夢を壊されながら夢見てきた信頼していたネッ友から酷い言葉を言われた消えものにお金費やすの虚無感すごい。お金費やした結果何にも残んないしにたい。消えたい。誰の目にもつきたくない。１年程前に別れた元彼女がいます。ずっと忘れられません。先日飲みに行きました。些細な雑談をしました。自分は復縁したいと思ってます。まだ気持ちは伝えてません恥を量産する毎日。自分のとった行動が後になってみると死ぬほど恥ずかしくなる。いつも唐突に自分がやった恥ずかしいことを思い出して死にたくなる。もう今日から中学生だよ... 高校生活でチャラい先生…… 最近自分の存在について考える。もし自分がいなくなったら誰か気付くだろうか?誰か困るだろうか? 俺が最近見てるYouTuberさんが自分の過去について話してて、それでうつ病とか調べてたら、失感情症が出てきたんです。わかったんです。あ、自分だ。って拝啓、1年前の私へ。人生をやり直せたとしてもその時に戻れたとしても

中学生になったばかりのころ長かった髪を切った。短くした。肩につかないくらい。「長い髪は不衛生」「結んでも長い髪は汚い」