健康診断でお医者さんに励まされた。
私は双極性障害という病気で、通院を始めてから5年くらい経つ。
昨日、大学で健康診断を受けた。
大学に入学したばかりで、少し不安を感じていた。
お医者さんは私の健康診断票を見て
「双極性障害の人は芸術的な仕事をする人が多いですから、あなたもきっと何かできるでしょう。病気で大変ですか?」と言い、
ちょっと考えて「少し」と答えた。
「そうですか、一応所見書いときましょうね、これから頑張ってくださいね」とお医者さんは終始笑顔だった。
私はちょっと泣きそうになってしまった。
全然知らない、初対面の人にこうやって突然励まされると涙が出てしまう。
自分が病気だということを、自分が一番気にしているからだと思う。
前にも、行ったことのない地元の診療所に健康診断を受けたとき、そこのお医者さんに励まされた。
そのとき私は病気で高校を転校することになり、この先どうしたらいいのかわからなくなり、ふさぎ込んでいた。
お医者さんに励まされて思わず大声で泣いてしまった。
気にしていることについて言われると心が動いてしまう。
お医者さんにはお礼が言いたい。
私の考え方や生き方が変わったから。