あなたは真面目すぎる！
そして自分自身を責めすぎている！
一般的な社会人のレールを外れたからといって、即人生が終了する訳ではありません。冷静さを失わないで下さい。自暴自棄になった人間のその先に、ハッピーエンドはありません。
経済的な不安は人を犯罪行為へと導きます。あなたの不安、葛藤はもっともです。仕方の無いことです。同じ状況になれば、誰でも全てを終わらせてしまいたくなります。人生にリセットボタンが存在しない理不尽さに怒りたくなります。
ただ、疑問があります。
あなたは、その前職を生涯続けたいと思っていましたか？自分にはこれしかないと思っていましたか？自分自身にそう言い聞かせていましたか？
天職ではないにしろ、これだけあなたを打ちのめしたということは、その「仕事」があなたの中で、あなた自身の存在意義の大部分を占めていたのではないですか？
自分自身の存在意義の大部分を失ったあなたは、現在の自分がとても小さな存在に思えているのかもしれません。喪失感・失意…周囲の働いている人間が、ひどく強大な存在に見えているのではないでしょうか。自分とは違う、「まとも」な人と。
ですが、これだけは確かです。あなたと同じような状況にある人間が、世界には何千万と存在しています。この閉鎖的な社会では珍しくとも、全体で見れば、あなたはありふれた存在です。あなたが今いるのは奈落の底ではありません。自力で這い上がれる高さの窪地です。急に景色が変わって驚いているだけなんです。
後ろ向きになるなとは言いません。無理に前向きになる必要もありません。どちらの考えも必要な時期です。少し休息を取りましょう。あなたは今、とても疲弊しています。追い詰められていると、視野が狭くなります。まずは精神面を回復させること。
そして、余裕が出来てきたら、資格を取るなどして自信と武器を手に入れましょう。
簡単な勉強、独学で取れる資格として登録販売者があります。
ドラッグストアで以下のお薬を扱う専門家、と言う資格です。
指定②類、2類、3類
薬事法で、資格者が常駐していないと、店自体開店してはいけない法律になっています。
ロキソニンやガスター10、などは1類と呼ばれ、クラリチンやエンペシドは要指導医薬品と呼ばれます。1類も要指導も、薬剤師のみしか扱えません。
業界全体的に、薬剤師自体が数少なく、かつ、薬剤師から見て、薬局と比較しドラッグストアの待遇がそれほど良くない為、ドラッグストア業界の動きとして、人件費が篦棒に高い薬剤師を無理に確保するより、1類・要指導以外のお薬を販売する店舗の数を増やして、登録販売者のみで販売出来るようにして、増収増益しています。店舗を増やせば増やすほど店舗を管理する資格者が必要です。
そして、登録販売者も業界全体で足りていません。転職活動でも一次面接でほぼ通ります。
合格しても実務実績を2年積まないと資格が有効にならないし、店長候補にはなれませんが、業界全体で必要とされている仕事です。
毎年9月10月ごろに全都道府県で試験が実施されるので、数県分、日程が被らない様に申し込みをし、最初に受けた県の採点がギリギリでない限り他の県は受けなくても良いです。
国家資格ですが勉強自体は他の国家資格に比べて容易です。どこかのドラッグストアでパートとして実務実績をつけながら、半年くらいしっかり勉強すればなんとかなると思います。
死ぬ前にいかがでしょうか。
引く手数多の業界ですので、実務実績が積めた後は、寧ろあなたが就職先を選べます。あなたのいる業界が全てではありません。
土日休みではないのでなかなか友達とは遊べなくなりますが、友達いないならもってこいですよ。資格者手当でお金は貯まるし、社割がきいたり、お化粧品の勉強もしたり、薬以外の便利な知識も増えたり、なかなか楽しいです。私も細々と奨学金返してます。
嫌でしたら来なくても良いけど、
私はあなたを待ってますね。
