私は容姿がよくありません。小さい頃にかわいいね、と言われた程度でそれ以来お世辞でも容姿が褒められたことはありません

長い自分語りになります。

私は容姿がよくありません。
小さい頃にかわいいね、と言われた程度で
それ以来お世辞でも容姿が褒められたことはありません。

中学二年生の頃に、容姿がよくない(胸が小さい、顔が整っていない等)の理由をつけられて男女問わずクラス全員から無視され何かをする度にバカにされていました。
そのような扱いを受け、私は絶対に一人で誰にも頼らず、容姿が悪いなりに幸せになろうと思いました。

それに加え、
幼い頃から漠然と医療の世界で働くことに憧れがあったこと、
誰かの役に立つことで自分の存在意義を見つけたかったこと
以上を主な理由に中学三年生の時から医師になろうと思うようになりました。
人の命を救う職業に就くには不純な動機かもしれませんが許してください。
もともと成績も良くなかったため、化粧もおしゃれも大好きだったゲームも捨てて高校時代はずっと勉強しました。

その後医学部に入学することができました。
生まれもってのものに関係なく、努力がこれから報われる、見た目で不快にさせても人の役には立てる私の人生が始まると思いました。

入学直後、私は
「医学部だから変人ばかりで、色々と容姿について言われることがないかも！」
「みんな同じ資格を目指して勉強するのだから、勉強ができるかできないか、で評価されるかも！」
と期待していました。

ですが現実はそう甘くありませんでした。
「医学部にいる時点で女捨ててるし、お前ホント化粧下手だしダサいよな」
「(からかう中で)でもクラスで一番ブスなの君じゃん」
「あの子は胸大きいしかわいいし頭も良いのにお前はな～」
等、入学してから数年で何回も男性や時々女性にも言われてきました。
ここでも見た目なのか、と悔しく思いました。
でも私はかわいくないから仕方ないと思いました。
少し経ってから、そういうキャラクターとして振る舞うようになり自分を守り続けてきました。


今日、同じ学部のみで構成された部活の飲み会がありました。
私は座席を決める際、先輩達に「お前は端でいいよね！トイレ行きやすいよ！」と言われました。
私に気を遣ってくれているのかなと、皆とても優しくていい人たちだなと思いました。

会が始まり、周りの人達と談笑していると、私以外の女性達5人(オシャレでかわいい、学年はバラバラ)が遅れて来ました。
すると皆「真ん中きて！」「やっぱかわいいですね！」「今日は来てよかった！」等の言葉と共に女性達をテーブル中央の座席に配置しました。

いつもなら耐えられる場面でした。
解散後の帰り道、今日は涙が止まりませんでした。
入学してからの許容量を越えたのだと思いました。

勉強して得た資格で人の役に立って幸せになりたいだけのに、何で皆わざわざ私の心を乱してくるのかわからなくなりました。
容姿が良い人と仲良くしたい気持ちも当然わかります。また同じ学部にいる以上、少なくとも頭のよさは同じでしょう。
でもあんまりじゃないですか。

どこに行っても結局は女は頭のよさや地位、性格でなく顔なんだ、
私の努力は無駄だった、
結局は私と同じ性格、同じ頭のよさでも見た目が私よりとても良い人がいるから生きていても意味がない、
見た目が不快だから人の役に立てない、
資格をとれても仕事に就いても扱いが変わることは恐らく無い
と家に着いてからも泣きました。


医師という職業に就く以上、自分の容姿をくよくよ気にするべきではない、患者さんのために生きるべき
患者さんの幸せが私の幸せと言い聞かせて、明日からまた頑張ろうと思います。
でも、誰かに少しだけ話を聞いてほしかったから書きました。
文章にしたらすっきりできました。

お目汚し失礼しました。