この前偶然、電車の人身事故を見てしまった。ホームの離れたところからチラッと見えただけだったけど、衝撃だった。さっきまで普通に生きてた人だったのに、一瞬で生き物じゃなくなってしまうんだと、怖かった。
どうしよう。すごく怖かった。
私はこれまでの人生、積極的に生きたいと思って生きたことがほとんど無い。
子供の頃から、貧困、父親の暴力、母親の精神病、学校でのいじめ、教師からの差別、いろんなものに耐えるだけの人生だった。ブスでデブで運動音痴だったから、私にも原因あったんだろうけど、何も良い思い出が無いし、今現在もずっとひとりぼっち。
だから、いつも死にたかった。耐えるのに限界が来たら、死んでしまおうと、いつか死んで解放されることを夢見ながら生きてきた。死ぬ為に生きてるようなものだった。
でも、どうしよう。
目の前で本当に自殺してしまう人を見てしまって、すごく怖く感じた。今までなんとなく、「死ぬ」って「ぱっと消えて無くなる」みたいなイメージだったけど、全然違った。
死んだって消えない。
自分が生き物じゃなくなって、別の何かになるだけだ。たくさんの人に迷惑もかけるし、きっといろんな人を傷つける。自殺は、私が夢見ていたような、きれいで儚いものじゃなかった。
私が今までずっと逃げ道にしていた、「死ねば解放される」が、逃げ道にならないと思ってしまった。
相変わらず、生きたくはない。
生きることに希望は1つもない。
でも、死にたいとも、もう言えない。
これからどうしたら良いんだろう。