くやしいよ
どんなに好きになっても
君は行ってしまうんでしょう
地名とか、線路とか
道路の名前とか
好きになろうとすれば
いくらでも好きになれるのに
それでも
そんなのじゃ駄目だって言うんでしょう
坂に馴染んだことに気づいて
音に馴染んだことに気づいて
とり残された気持ちはどこに行けばいいの
泣いたって、叫んだって
そばにいてくれない
どこまでも続く平行線を
とめてしまいたくなるけれど
僕はただ、根付く場所が欲しいだけなんだ と
椅子をつかんで
風が過ぎるのを待つのです
Hatose
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