友達のおかげで、薄れていた心を取り戻した。
それと同時に、途方もない寂しさが襲ってきた。
今までの寂しさを埋めるように、私は友達に愛情を求めた。
私が依存していくのと反比例するように、友達は私から離れていった。
私、自分で思うより面倒くさい奴、なんだ。
きっと分からないね。
取り残されたのは、寂しさに気づいてしまった心と、空っぽの私。
これなら、ずっとひとりぼっちでいたかったな。
気づかないままでいたかった。
支えてあげるって、言ったじゃん。
味方だよって。
うそつき。
ねえ、寂しくてさ、ひとりぼっちで泣いてるよ。私
助けてよ。