最近の僕は少し不安定だ。昨日の夜、最後まで仕事をしていて、帰る時、会社の下の飲み屋さんで彼を見かけた

不快な思いをされる方もいると思います。
そういう思いをしたくない方は、見ないでください。
ごめんなさい。








最近の僕は少し不安定だ。

昨日の夜、最後まで仕事をしていて、
帰る時、会社の下の飲み屋さんで、
彼を見かけた。

彼が帰る頃、現場に行って、そのまま帰ると
聞いていたので。
いつも飲んでいる女性と一緒だった。

彼には彼女がいる。
だけど、他に飲んだり、ご飯を食べたりする
女性が数人いる。
手を出さないと言っていたけど、そんなのは
確認でもしない限り不確かなことは間違いない。
面倒くさいから、してないとは思うけど。

僕は彼が好きである。
そのことは、とうに諦めている。
というか、人生も諦めている。

だけど。
時々どうしようもなく。
変えようのない現実に、
墨を飲んだような気持ちになる。

わかっちゃいるけれど。
どうして彼の隣にいれないんだろう。
こんなに気持ちが近い気がするのに。
どうして僕じゃないんだろう。


そういう気持ちの時は、感情にまかせると
どこまでも黒くなる。
どこにも吐き出せない感情を、死んだ父親の
せいにしてみた。
どうしてちゃんと教育してくれなかったんだ。
単身赴任でいつもいないで。
お前がちゃんと父親の背中を見せてくれていたら。
くそっくそっくそっ。ちくしょう。
どうして女性に欲情しないんだ。
輪に入れない。
羨ましいが妬ましいに変わっていく。
あーこの恋も、黒くくすぶっていくのか。

そのあと、ふいに怖いことを思いついた。
警察に電話して、いつも飲酒運転で帰るあの人を
処罰してもらおう。
報告して、待ち伏せてもらえば一発だ。
警察の番号を調べ出して。
掛けるのをやめた。

彼は免停になるだろう。
会社にも多大な損失がでる。

でも。だからって。
彼の隣に僕が座れるわけじゃない。
彼が僕を選ぶわけじゃない。

今こうして書いてみると、すっごい喜劇に見える。
他人から見たら、こう見えるのね。

「前向きに」というのは、ここでは御法度で。
INGだとか、明るくとか優しく生きてみたって、
彼が、僕を選ぶことはないのだから。
気をつけはするけれど。

ひとしきり馬鹿なことを考えた後、
行き着く先は、

「生まれてきてごめんなさい」でした。

そっか。そうだよね。
はじめから。生まれてさえこなければ。
後々誰にも迷惑かけることもなくて。

だからって、死ぬこともできないんだけど。

早く寝ようと思っても、もやもやして眠れるわけもなく。
携帯を開いて、今の気分にあった画像や動画で
処理をした。

最近、休みの日には、この世に絶望しながら、
ずっと処理をしている。

彼の指が僕に触れる。
女性にするみたいに、甘く施してくれる。
終わらない夢を見るように想像する。
発展性のない未来と、はしたない性欲に
静かに絶望する。

家族にひたすら、ごめんなさいと拝み倒す。

全国の腐った女子のみなさん。
あなたたちが萌えることの真実なんて、
こんなものです。

僕は生まれ変わったら、あなたたちの立場に
なって、男とやりまくります。

あなたたちは、うまれかわったら、男を
好きになるのでしょう。

生きながら、火に焼かれていくような人生を
どうぞ心行くまでお過ごしください。






ひとつお聞きしたいのですが、どなたか
教えてくれませんか。


僕はどうして、生かされているのでしょう。