自分を偽らないのは大事ですよね。
犯罪的なことをしなければ幾らでもはっちゃけちゃってください。
全ての責任を自己において有るがままに嫌うのも嫌われるのも好くのも好かれるのも貴方の意志次第。
それらの結果から目を逸らさず己が己として生きられますよう応援します。
しかし、何も求めないのと何も偽らないのは違います。
そこだけは間違えないで下さい。
例えば、貴方が最初から何にも価値を認めておらずそんなものは要らないと常々思っており、我慢して通常の人を演じてこられたのでしたら偽りを捨てた場合、何も求めない人になるのは当然の帰結です。
しかし、そうでないのでしたら偽らないといいつつ何も求めないというのは何かを欲する心を無視し捨てている行為で、その分己を偽っているといえます。
たしかに何も期待をかけないというのは一種の防衛手段として有効では在りますが、それは仮面を被りその仮面の防御力を期待しているに過ぎません。
つまり、新しい仮面を作り、その仮面に変えるのと変らないということです。
となると、最終的にまた歪が出来て押さえ込んだものが溢れ出してくる可能性が在ります。
偽らないのでしたら徹底して偽らないことです。
生のままの自分であるというのは傷つきやすく折れやすくも有りますがそう在ろうとしたのならそう在るべきだと私は考えます。
なので、偽りを捨てる際、御自身の本心に真剣に向き合って見詰め直し受入れて認めた上でそう在ってくれることを願います。