ラベルでもお伝えした通り、この文章には劇場版モノノ怪「蛇神」のネタバレやパンフレットの内容、SNSでの騒動。並びに声優さんの名前等がガッツリ出ています。
また非常に長文で誤字脱字もあるかと思います。読んで不快になられる方もいらっしゃるかと思います。
以上をご理解頂ける方のみ閲覧をお願いいたします。
正直今回の騒動、SNS勢が騒ぎすぎだと思う。
特にX勢が言いたい放題めっちゃ言ってて、そこにツイフェミ勢も便乗して怖かった。
ファンと製作陣の距がSNSで近くなった弊害ともいうべき事象。
たしかに別役とはいえ、事前に降板した声優を使うことに対して説明や告知的なものが無かったのは騒動の件でザワついてたファン達やクラファンに悩んだファン達にとって不誠実な対応ではあったかもしれない。
事前告知して!って意見もわかるねん。
でもそもそも離の薬売りがラストに出る!ってのは映画のかなりの最後の見せ場な訳だし、その部分を事前にネタバレするのは本映画の醍醐味を奪うようなもの。
例えるなら発売前の推理小説宣伝でこの作品一番ラストに味方枠でライバル出るよ!!って大々的に宣言するような。
離の薬売りと明言せずとも、櫻井さんが出るってなったらわかる人には匂わせなんてレベル越えてどのキャラが出るかを確信させてしまう。
だからしないって判断に至ったんでないの?
「再登場させるなら降板せず続投すればよかった!」って言ってる勢も多いけど、それは坤の薬売りの役を降板になった件に対してだよね。
坤の薬売りは映画三部全てを通して登場する主人公で、見せ場もめっちゃ多い。
最終章の最後でちょっと登場するお助けキャラ枠とは当然登場時間も規模も違う。
プラスでキャラと声優は別物とはいえ、完全に切り分けるのは難しいって人も世の中には多い。
仮に続投になってたら、騒動後すぐの人達が映画を見ながら坤の薬売りの声を聞く度、彼が報われない女性達のモノノ怪を切る度に「でもこのキャラの声優の人さぁ……」ってなって、作品を純粋に楽しめない可能性が高かった。
鬼滅の刃では出てるって声もあるけど、単純に今回スキャンダルになった不倫と今作モノノ怪の内容は悪い方面での親和性が高すぎた。
そんな騒動の色跡濃い中で今作の主人公役を演じて貰えば丹精込めて作り上げた映画のノイズになるリスクがあった。
だから主人公役、「坤の薬売り役」からは降板させたって話でしょ。
「女性達の救済を描く世界にそぐわない」って降板理由はそういうことだと思う。
「主人公の声をあてる声優としては不適格」
「だから主人公役の声優からは降ろします」
って意味だよ。
再起用するなら最初から続投させておけっていうのは、聞いてて的外れな意見かなって個人的には感じた。
あと「離の薬売りを出すって判断を神谷さんに委ねたってパンフで言ってるけど、櫻井さんの離の薬売りを出すとは言ってなかった。これは騙し討ちだ。神谷さんに責任を負わせただけ」って言ってる人達も居たね。
私もパンフ買った勢だから該当箇所もしっかり読んだ。
たしかにパンフの文章からじゃ判断を神谷さんに委ねた、櫻井さんを出すとは伝えてなかったって受け取れもすると思う。
けどそれに関しても
「声優である神谷さん」
に対して
「離の薬売りを出します」
って伝えてるんだから、その時点でキャラの声に誰をあてるかってのも言及してない筈がない。
神谷さんも多分その時点で離の薬売りの声は櫻井さんってわかってたと思う。
てか私が仮に神谷さんの立場だったら察して「声は?」って確認取ってる。
「まず神谷さんに確認取るべき」って判断に至ったってあったから、声優交代で坤の薬売りを務めて下さった神谷さんにこそ櫻井さん、ひいては離の薬売りの登場の了承を得るべきって考えがあったんだろ。
現に監督も「神谷さんが承諾しなかったら没にしていた」って言ってるし。
離の薬売りなら別の声優をあてれば良かったのに、字幕だけの登場じゃダメだったの?
そういう声もわかる。主人公役ではないとはいえど、一度スキャンダルでプロジェクトから降板させた声優を再起用するのは当時の騒動を知って葛藤したファンからすると複雑な気持ちを抱いて然るべきだと思う。
これも制作陣だってきっとファン以上に葛藤があった。
声なしとか別声優とか、果ては別薬売り登場とか、我々が容易に思い付く案が海千山千の制作陣側に浮かばない訳がない。
色々検討して、議論して考えて、それでも批判覚悟で離の薬売りの声は櫻井さんしか居ない、って結論に至ったんでないの?
酷いスキャンダルがあっても、当人の中身と才能や能力は別の話だ。
アニメ版から離の薬売りの声を務めていたのは櫻井さん。初期のモノノ怪には櫻井さんの薬売りの声が常にあった。
だからアニメから続く制作陣側、特に山本P達にとって、櫻井さんが演じる離の薬売りさんには特別な思い入れがあったっておかしくない。
その思い入れが故に、離の薬売りの声はやっぱり櫻井さんしか居ないってなったのかもね。
「長年モノノ怪を応援してたのに気持ちを蔑ろにしてる」「クラファンしてくれたファンを裏切る行為」「櫻井さんが降板するから安心してモノノ怪見たのに、騙された」「制作側はファンの気持ちを一切考えてない」
SNSで特に多かったのはこういう意見。
特にネタバレ数日は禁止だったから
「不意打ちでファンを騙して裏切った」って感じの声もあったのかな。
作品に対してファンの存在は不可欠だからね。確かにあまりにファンをおざなりにしてしまった結果、潰れた作品てのも過去には何個もある。
けどファンが作品を愛する以上に、制作陣だって作品を愛してるんだよ。
作品は自分達が丹精込めて生み出して作り上げた、言わば子供みたいなものだもん。
その作品に携わった制作陣が、一度主人公役からは降ろす結果にはなったけど、でもやっぱり集大成の最後くらい原点の声を宛てた櫻井さんの演じる原点のキャラである離の薬売りを出したい、って思うのは駄目な事なのか?
ネタバレ禁止も公開して直近3日は一番客入りが多いから、先に見せ場のネタバレを食らって未鑑賞勢に白けて欲しくないって願いじゃないの?
炎上防止の姑息な手段て意見もあったけど、普通に考えてたった3日間のネタバレ禁止にそんな鎮火効果ある訳ないよ。
少なくとも今回は、櫻井さん離の薬売りの登場場面は上手な落とし所だったと思うけどね。
「太平の世の人々の情念が生み出したモノノ怪」である百目を「お助けキャラとしての登場で」切る。
見せ場とはいえ10分にも満たない登場時間。肝心の声が出るセリフも少しだけ。
既に声をあて済みだった前作主人公としての演技。
「蛇神編だけ坤の薬売りを櫻井さんに演じて貰います!」
だったら流石に燃えて当然だけど、そうじゃないじゃん。
こんなの屁理屈だっていう意見もあったけど、どの辺が屁理屈?としか感じなかった
制作陣もきちんとスキャンダルの件を踏まえて切るモノノ怪にも配慮して考えてて、これ以上ないくらい綺麗な形だったと思う。
「ショックだったファンの気持ち」「騒動で気落ちしたファンの期待」それを考えるなら留まるべきだったって言うのもわかる。
けどこういう人達、びっくりするくらい「制作陣の気持ち」には無関心だよね。
ファンが作品が〜って言いながら、つまりは自分達の理想とは別のもの、見たくないものをお出しされて、それが自分達の気持ち、期待にそぐわなかった。
だから鬱憤晴らしに製作陣を叩いて騒いでそれを「ファンなんだから、クラファンしたから今回の件にも意見する権利がある!」「モノノ怪の為を思って!」って権利を盾に暴れてる印象。
暗にファンは制作陣より立場が上。
ファンの意見は絶対とは言わないが考慮されるべき。それは本来制作陣の気持ちより優先されるべきもの。なぜならファンが居ないと作品は成り立たないから。故に制作陣はファンの言うこと、気持ちを聞くべき。
そういう無意識の考えがどうしてか透けて見える。
そこにSNSでお馴染みの叩きたい人たちが便乗してるのかな?果たして何人が実際に映画館へ行ったのやらって感じる内容もめっちゃあったし、映画のストーリーとかの内容そっちのけで
「櫻井さんの薬売りを再起用した」
「だからこの映画は駄目」
って叩いてる人も居た。
作品はファンの愛するものであると同時に制作陣の愛するもの。
制作陣の気持ちや想い、「こうしたい」って願いだって例え一部のファンの意志とは違っても反映されていいだろ。
そんな制作陣の気持ちや願いが反映された結晶とも言うべき作品を、我々モノノ怪ファンは長年享受して楽しんできたんだから。
モノノ怪制作陣が「櫻井さんの離の薬売りを出したい」って思った結果の再起用のなら、嬉しいファンは再登場を歓喜すればいいし、受け入れられないファンはそっと蓋をして立ち去ればいい。
それで受け入れられないファン達でひっそり「あれはちょっとね〜」って話の種にすればいい。
櫻井さんの不倫の件は私も今回の騒動にあたって調べた。確かにめっちゃ酷い。相手が自殺未遂までしてるし、相手方からすれば時間が経ったからって安易に許せることではないかもしれない。
でもどう酷いね、これは許せない、って内心で思おうと当事者、関係者でない以上、この件を公的に裁く権利は我々にはない。
ネットで出てる芸能人のスキャンダルなんて、起きて報道されたことが全てで背景情報は皆無なのが殆どだし。
当人のファンであることは不祥事を断罪する権利、仕事を誹謗中傷する権利にはなり得ない。
少なくとも制作陣にSNSで憤りをぶつけて向こうに非があるからって誹謗中傷レベルの発言をして、再登場嬉しい!って言ってるファンと間違ってる!!って論争するのは違うよ。挙句櫻井さんのファンや喜んでるファンを中傷するような言葉まであったし。
何度も言うけど作品はファン側だけの為のものじゃないんだから。
それに責任、時間、生活etc.....制作陣の方々は遥かに重いものを背負って作品を作ってる。山本Pの今回の騒動故の引退みたいに騒動が起きれば責任がのしかかる。
それに比べたらファンは気楽だよ。こうして匿名性に守られて酷い言葉ぶつけて火種を起こして騒いでも、誰が引退しても仕事を失くしても直接的にはノーダメなんだし。
自分の気持ちを押し込めろ、嫌なら発言するなと言っている訳ではない。
ただ匿名性とはいえもう少し言葉と、それをぶつける受け手への気持ちや事情を考えられないかと。
クラファンしたから、お金と時間使ってるから厳しい意見してもいいじゃん、じゃないんだよ。お金と時間を対価に使ってようやく制作陣が丹精込めて作ったものを見せて貰える、楽しませて貰えるんだよ。
お金がどれだけあったって制作陣がいなければそもそも作品はこの世に出てないんだから。
映画製作に限らずクリエイターというのはお金を貰って自分の気持ちを押し込めて、ファンの願いに適った理想通りの作品を作る機械みたいな人達ではない。
ファンは応援してるから、お金を落としたからって自分の意に沿わない事態になった時、声優や製作陣から仕事を奪う権利も再開してヨシって許可出す権利もない。
ファンは何をしても言っても許される神様ではない。
自分の行き場のない激情を「応援してきたファンの気持ち」と銘打って、同意見の人達と一緒に騒いで燃やすだけ燃やして、プロデューサーが責任取って引退してもまだ「匿名性」という武器を盾に火種を起こし続ける。
今回の「ファンとして、作品のためにも、他のショック受けたファンのためにも」ってSNSでの騒いでる人達、映画で「大奥の為」「天子様のため」って名義で他人を追い詰めてモノノ怪に変貌させてたキャラ達とやってること一緒に見えて正直怖いわ。
皮肉だね。モノノ怪を想って言ってる人々の言葉や情念が、作品内で描かれる「悪」であるモノノ怪を生み出す原因と同じになってるって。
あとツイフェミみたいな人達の意見に、大奥の始まりが天局なこととかに
「結局女性の苦しみの根源は女性ってことか」
「これじゃ監督は女性の救済ってテーマ全然書けてない」
みたいなのもあった。
うん、まずね、今回の映画の「大奥」と世界観こそ違えど、モデルになった実在の江戸城大奥は女性が始めたんだよ。
天局のモデル、3代目将軍徳川家光の乳母の春日局が、世継ぎを作って徳川家を続ける為に女性を集めて設立したのが「大奥」という制度。
実際の歴史でも大奥の始まりは女性なんだよ。だから天局も女性キャラ、それだけの事。ネットで調べてもらえばすぐ分かる。
女性の苦しみが女性原因なのが不満〜って言うなら、まず既存の歴史に文句を言って。
どうして女性の苦しみ=全て男性原因。という構図でないと駄目なのかはわからないけど。
あと春日局って夫と離婚して身1つでお世継ぎの乳母の座を勝ち取って、後継者争いから家光を守り抜いて大奥の頂点に自力で登り詰めた。
今より男尊女卑厳しい時代に何より自立した、ツイフィミ層の主張にのっとればこの上なく理想的な女性であったと思うけどね。
あとモノノ怪は報われない、非業の死を遂げた女性の苦しみとかも描いてきた作品ではあるけど、フェミニズムに重点を置いた作品ではないからね。
勝手に違う自己解釈して「これはテーマに相応しくない!女性の救済と言いながら馬鹿にしてる」って騒ぐのは全く違うから。畑が違うとかそういう次元じゃないくらい違う。
閲覧ありがとうございました。
Xや公のSNSでこういった意見を吐き出すと様々な方からほんとうに多種多様な反応が返って来ます。
けれど炎上中の人々にとっては火に油注ぐ事態になりかねないと思い、こちらへ投稿させて頂きました。
見て下さった方、そして私と同じくモノノ怪が大好きなファンの皆様方、本当にありがとうございました。
来週映画2週目行ってきます。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
すごくやさしい言葉をかけてあげてほしいです