将来の夢がわからない
僕は絵を描くのが好きだった
漫画家になりたい
母に言った
漫画家になってご飯食べていける?
母に言われた
僕は人をマッサージして喜んでもらうのが好きだった
マッサージ師になりたい
母に言った
辛いからやめた方がいいよ、本名はメンタルがあんまり強くないんだからやめときなさい
母に言われた
僕はアニメが好きだった
アニメに関わる職業に就けないかな…
声優になりたい
母に言った
声優?なれるわけないでしょう
母に言われた
もうどうしたらいいんだろう…
そうか、将来性がないからダメなのかな?
学校の先生になりたい
母に言った
学校教員は辛いからやめた方がいいよ
母に言われた
なんで?
なんで僕がやりたいって言うことは全部反対するの?
建築士になったら?
母に言われた
…うん、わかった
そう答えたら母は嬉しそうに笑った
あれ…これでいいんだっけ…
僕って何がしたかったっけ…
もうわかんない
もうどうでもいいや…
そう思ったときから勉強に身が入らなくなった
結局第一志望の学校に落ちた
当然、母が言っていた専門学校
母は
しょうがない、本名は頑張ったよね
そう言って抱きしめてきた
違うよ
頑張ってない
頑張れなかったんだ
慰めないでよ
母は泣いていた
申し訳なくて涙が出た
ごめんなさい
応援してくれたのに合格できなくてごめんなさい
でも同時に
入らなくてよかったっていう安堵感もあった
落ちてよかったっていう安堵感があったんだ
結局第二希望の学校に入学した
僕の住んでいる地域で1番って言われてる学校
母は自分のことのように喜んだ
さすが母さんの子供だね
僕は笑った
ありがとう、母さんが応援してくれたからだよ
違う違う違う違う!
勉強なんかしてない
受かるつもりもさらさらなかった
第三希望のそこそこの学校でよかった
そんな頭いい学校に行っても
勉強についていけずに落ちぶれるだけだ
入学して少ししたらテストがあった
ほぼノー勉で受けた
当然悪い結果が返ってきた
どうしよう…母に怒られる
僕の予想は外れた
母は特に怒るわけでもなく、悲しむわけでもなく
ただ淡々と
なんでこの点数なの?勉強ちゃんとした?
それしか言わなかった
僕は正直に答えた
それなら次はどうするべきかわかるよね、次頑張ろう
それでその話は終わった
それから1ヶ月後くらいかな
中間試験があった
もちろん勉強なんかしなかった
むしろ悪い点とって母からのプレッシャーから逃げたかった
数学、英語、国語…全部平均点以下
これで母も僕への理想を捨ててくれるかな…
少しだけ期待して帰った
母から言われたのはただ一言
気にしなくていいよ、初めてのテストだったもんね。
テストの出方がわかったから、次からはできるよね。
僕は笑って言った
ごめんね、次はもっと勉強する
母はそれきり何も言わずに、晩ご飯を作ってくれた
将来の夢の話に戻るね
今日母に言ったんだ
大学、芸術に進みたいって
そうしたら
それで?芸術に進んで何になるの?将来のことちゃんと考えた?
って…
考えてないけど…でも、絵を描くのは好きだし、芸術に興味もある
だから芸術に進んでみたい
母は姉に電話をかけた
姉に相談する
姉に言われた
馬鹿じゃないの?
その言葉でもうすでに涙が出そうだった
でも我慢した
母に言った
母さんは、私がなりたいって言ったもの全て反対するんだね、なんで?
母さんが挑戦して苦戦したから、私にやらせたくないっていうのなら理解できるよ。でも、挑戦してないでしょ?やってもないのに無理だって決めつけないでよ。
涙が出た。初めて本気で気持ちをぶつけた。
僕が泣いたのを見て母は笑った。
泣くほど?本名のこと思って言ってるのに、なんでそんなこと言うの?
姉は罵った
本名はさ、まだ社会の厳しさを知らないからそんなこと言えるんだよ。
本当馬鹿みたい。泣けば許してもらえるとでも思ってるの?
うるさいよ…
母が言った
本名は優しいからさ、心理カウンセラーになればいいんじゃない?
ほら、話聞くのも上手だし。母さんも本名に話聞いてもらったら楽になるしさ。
は…?
姉は言った
あ、いいじゃん。なれば?
は?
なんで?
話聞くの上手って…言われても嬉しくないよ
あなた方の話を聞いてて養われた力なんて、褒められても嬉しくない
心理カウンセラーの方が現実味薄くない?
僕がなれるわけないじゃん
なるつもりもないし
姉は僕が言ったことは全て全力反対
母が言ったことは全て全力賛成
僕って居る意味あるかな
僕の意思は必要ないんじゃないかな
母の言う通りに生きることが正しいのなら
僕は正しくなくていい
ああ…母は僕が操り人形になるのを望んでいるのかな…
インテリアクリエイター、心理カウンセラー、建築士、
母が僕に勧めてきた職業
福祉系、建築業…
姉には福祉系を勧めていた
兄にはテクノロジーを
僕には建築?
兄は母の言いなり、姉は母に便乗する
僕はどうしたらいいのかわからない
将来なんて考えられない
もう疲れた
…うん、もういいかな
言いたいことは大体書けた
最後まで見てくれてありがとう
拙い文だし読みにくかったと思うけど…
また浮上することもあると思うから
これからもよろしくおねがいします
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
すごくやさしい言葉をかけてあげてほしいです
はじめまして。小瓶を読ませていただきました。
私とほぼ一緒の境遇ですね。
でも、そんな母の言うことなんて参考程度に聞いておけばいいと思います。言い換えれば、あなたのアンチなのです。
アンチはあなたを全て知っているふりをして、あれやこれやと口出しをして潰そうとしてきます。
なぜだか分かりますか?
それはあなたに満足した人生を送って欲しくないからですよ。日常の小さな鬱憤やイライラ、過去のコンプレックスなど…もうどうすることもできない現実を、あなたにぶつけてストレス解消しているだけなんですよね。
「あなたのため」「あなたの将来を思って…」なんて言葉を盾にして、歪んだ家族愛やら心配やらを押し付けてくる人にロクな人物はいません。大抵は「わたしは立派な人物だ!」って自惚れているやつの自己満足です。まともに相手をしていると、本当に心が死にます。
私はあなたの絵を見たことがありませんが、絵や芸術の道に進もうとしているあなたを全力で応援しますよ!!!
もし、芸術系を本業にする気が無くなっても…ぜひ知っていて欲しいことがあります。
1、趣味でも漫画を描いている人がいること。
2、小説の挿し絵や、図鑑に載っているような微細なイラストなど、絵の道は思ったよりたくさんあること。
3、友達の中だけで絵を見せあうのも結構楽しいということ(合作とか)。
4、誰に見せる訳でも無い、自分だけの漫画雑誌を創るのも楽しいということ。
────
自分語りになって申し訳ないですが…
今もあるのか分からないですが、小学生の時にあった「二分の一成人式」って行事で、親に自分の将来の夢を誓うってイベントがあったんですけど(今思えばあれは儀式だった)…。
その時、私は「漫画家になりたい!」と言ったんです。小学校に入学する前から絵を描くことも、物語を考えることも好きだったので。
でも、母…いや、あの女は、応援なんてしてくれませんでした。クラスメートたちが聞いている目の前で「あんたには無理無理w」と否定して笑ったんです。今も恨んでいます。今も謝罪の言葉はありません。もちろん、なぜ漫画家になりたいのか…その理由と、抱いていた夢を全て話しました。それでも、やはり否定されました。
どこにでもいるもんですよ。夢を潰す人は。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
すごくやさしい言葉をかけてあげてほしいです