努力や頑張りや忍耐が
報われるか報われないかなんて
考えたこともなかった。
ただ最後の瞬間まで
背筋を伸ばしていようと思った。
私には他に道がなかった。
休むことも逃げることもできず、
ただやるべきことをやった。
視界が冗談みたいに明るい。
恐怖は日毎に薄れていく。
そうか、終わりが近いんだと、
気の緩んだ頭がやっと気づいた。
やるべきことをやっただけ。
前を向いて歩いただけ。
ただ一つ幸運があるなら、
「この地獄から抜け出すために
やるべきこと」が、
はっきり見えていたということだ。
本は何百冊読んだだろう。
有益なものとそうでないものの区別は、
読むだけではなく、
実行に移してみなければわからない。
ノートは何十冊書いただろう。
苦痛のど真ん中に飛び込んで、
体の中で最大限に増幅させながら、
客観的に適切な言葉で記述していく。
私のやったことはそれだけ。
苦痛に、この世の理に基づいて、
言葉という枠を与えること。
底なしの沼に溜まった毒を、
言葉というバケツで汲み上げて、
体感を通過させ、呑み込むこと。
地獄の方がマシだ。
何も考えず、
泣き喚いていればいいんだから。
抜け出せるとは思ってなかった。
未来なんて考えられなくて、
早死にするもんだと思っていた。
だから長期戦を覚悟せず、
必死にやれたのかもしれない。
今となっては何もかもが遠い。
疲れと眠気が心地よい。
残り少ない課題を棚上げして、
清潔な布団でゆっくり眠ろう。
私みたいな、非力な弱虫でも、
諦めないことくらいはできた。
それだけは自分に誇ろう。
小さな蝶だって海を渡れるように、
私だって人生と戦えるのだ。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください