僕は今まで自分の名前に愛着がなかった。自分の名前なのは間違いないのだけれど、呼ばれても何だか違和感があって、まるで他人の家に間借りしているような居心地の悪ささえあった。「明日から別の名前で生きてください」と言われても2つ返事ですんなり受け入れられる。それほど愛着がなかった。まぁ、今もないけど。
そういう感覚を持っていると、名前を間違えられるということが失礼にあたるというのがいまいち理解できない。失礼にあたるということを経験上学習して理解できても、なぜそれを人が嫌だと感じるのか共感できなかった。
しかし、最近少しだけ分かるようになった気がする。好きな曲に「ちはる」という曲がある。"ちはる"-何度でも春を迎えられるように-という願いを込めてつけられる名前らしい。人の持つ愛情や温もりが祈りという形になって送られる。とても美しいと思った。
"ちはる"とい名前とそこに込められる祈りを知って、名前というのがどうやら僕が思うよりもずっと大切なものだということに今更ながら気づいた。相変わらず自分の名前に愛着は持てないが、人が名前を大切に思う理由が少しは分かる気がした。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください