今日わたしは嘘を吐いたし、だめなことをした。
本当は転んでなんかいない。
いや転んではいるな。そこは一応ほんとだ。
本当は、もう走りたくなくて、自分から転んだ。
だめだよね。わかってる。
頑張って走り始めたけど、もうつらくて、このまま3周なんて無理だよって思って。
2周目が終わるところで転んだ。
でも補習で走るのは嫌だから、よたよた歩いた。
怪我はそんなになかった。
手をついて、右側を下にして倒れたから、腕はジャージ、足はハイソックスでたいしたことにはならなかった。
だからあんまり、転んだ人っぽくない。
去年のわたしはとっても、とっても頑張って走って普段からは到底想像できない速さの記録をつけた。
今見てもなかなかかなり本当に良く頑張ったと思う。
超えられる自信がなかったからなだけかもしれない。
1周しただけで苦しくて、途中で抜かしてきた子が多くて、自分だけ遅いのが嫌だったのかもしれない。
多分、そのほかにもいっぱいあって、わたしは逃げた。
足の遅い自分が嫌。
そんな自分なりに頑張ろうとしない自分が嫌。
逃げちゃった。
どうしよう。
きっとわたしはこのまま成功例に酔って、絶対にまたやる。
みんな頑張ってるのに。
よたよた3周目の半分まで行って、休憩してるところを通ったら、もう終わった子たちが並走してくれた。
わたしはなにやってるんだろうって思った。
吐きそうだった。
それがどこから来たものなのかはわからない。
走ってもつらかったし、転ぶって決めてもつらかったし、歩いてても、手を洗い流しててもつらかった。
よくわからない。
某人に転んだけど何回か劇でやってるから慣れてたっぽいわって言っといた。
そりゃよかた見越してたからねえっへん的なこと言ってた。草
2周目終わりの先生いるとこの目の前で転んだって言ったら、狙ってたんか笑って言ってた。
多分本人なんも考えてないけど。
実際まあそう。
ネット裏の、ようわからん隅で転んでたら、もう動く気力すらなくして行方不明になると思ったから。
でもちょっとどきっとした。
みんな、見てた人も、先生も、わたしが自ら転びに行ったのに気付いていたのかもしれない。
そう思うととっても怖い。
まあ、だからといってここからどうにかすることでもない。
とはいえ。
怒られちゃうかな。
学校のことだもん、ちゃんとやらなきゃだめだって、頭ではわかってる。
でもさ。
まあ、うん。
おそらく、またやる。
こんなこと、またやるんだったら。
怒られたほうがむしろいいのかな。
どうなんだろう。
だれか。
どう思う?
わたしには良くわからないや。
もうつかれた。
わたし、嘘のことをいっぱい言うんだ。
自分のことを守るためとかいうゴミみたいな理由だったり、いろいろ。
いやなやつだね。
わたしはこんなやついやだよ。
当たり前じゃん。
どうしようね。たくさん。
ごめんなさい
許してとも言わない
けどだれか
だれか
わたしは謝る気持ちをまだ持ってるって
って…なんだろう
なんだろうね
もうやりませんとはいえない
でも
なんか、だれか
うん
ごめんなさい
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください