昔からナニカヲ器用に熟せては居なかったが、何も産み出すことも創り出すこともできなくなった両手の掌を見ながら感傷に浸り淋しさに浸っている。
本棚にデザートの書籍が在る
本格的な上級者向けの本
かじっていた頃はそれなりに何度も繰り返し積み重ねてコレカナ?ってラインに持って行ってた。
正解なのか不正解なのかも解らずにね、見れる人が居なかったからね。
そんな中善くやって来たよ。
お金を取るデザートをやらなくなったのは流島に流されてから、
なんとかパート・ジェノワーズワース(共立てのスポンジケーキの生地)も上手に焼けるようになった頃、
もうやることも係わることも意見する事も無くなった
淋しい
無念
好きなんだけどね
商品とか旨く組み立てられたデザート、スイーツを見るとなんか泣けてくる、悔しいのか?淋しいのか?無念なのか?
解らない感情が湧き上がり胸の中を激しく渦巻く。
もう俺は何も産み出すことも創り出すこともできなくなった
求められても居ない。
いよいよ本棚に眠っている肥やしのデザートの本を若い子に譲ることにした。
貰って貰えるかな?
使って、使い熟してくれるかな?
解らない
要らないって言われるかな?
どーかな?
それでも聞いて手渡して見る
使わないと只の飾りだからな。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
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