周りでカップルが誕生して結婚していく人もいて。
私はだんだん取り残されて。
「あんたも早くいい人見つけてこっち側になりなさい」と言われる。
悲しくなった。同性に嫉妬した。空しくなった。
自問の末、羨望とは違ったことに気づいた。
羨ましいだけならどんなに良かっただろう。
本当に恋人が欲しいわけじゃなかった。結婚にも憧れはない。
これといった友人もおらず、大切な人など見つからず。
誰からも好かれない自分が惨めなだけだ。
結局自分のことしか大事にできない程度の人間が私。
みんなと同じになって安心したかっただけだ。
もう私は歪んでしまった。
破局した人のことを聞くと安心してしまう。
「あなたも早く夢から醒めてこっち側に戻りなさい」と心の中で返してしまう。
これ以上誰かを呪い続けたくない。人の不幸は蜜の味だなんて思いたくない。
同時に自分をも呪っている気がしてならない。
私が一人で生きるその姿が、皆の目に孤独に映るのでなく。孤高と映る日にすべての呪いが解けるのだろう。
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