都会の匂いがする
人混みがすごくて
うるさい
しゃがみこむ人がいれば
ものを落とす人もいる
でも、誰も
知らないのか見えないのか
それとも、わざとなのか
気にした様子がないんだ
あれは、生きてるの?
そんなことを思ったりもする
今日は久々に外に出たから
なんとなく空を見あげてみたんだ
それだけで、僕はまた死んだ。
最近、いつもふわふわしてて
なんか
すぐにでも意識が飛んでいきそうな
そんな錯覚を覚える
崖の内側にいるのか
外側にいるのか
そもそも
崖淵になんていないのか
1歩踏み出したら死ぬよ
って言われるようなとこにいるのに
へー、って
死んじゃうような
これ以上は死ぬって
思うのに、なんかね
ふーん、そうなんだ。って
死んじゃうような
空を見上げるだけで
僕が消える、消えて死ぬ
自己意識がきれいさっぱり無くなって
頭の中がすっからかんになって
それから、僕は僕を認識できなくなる
自分じゃなくて他人のような
動く写真を眺め続けるような
夢見心地とでもいうような
そんな感覚になる
怖いことも悲しいことも
ない世界って
こんな感じなんだね
なんか、すごいな
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
ななしさん
「生きてね」
なんて言葉をほとんど言ったことがないような気がしてる。特に、君には。
どうだろう、あるかもな
時々、そう、この小瓶みたいに
君が君じゃないように見えることがある
君が別の生物で
私が知らない何かで
遠く離れた星から来た宇宙人のようで
それでいて昔から知ってる植物みたい
そんな君が少し怖くて
すごく寂しくて
好きになれないとずっと思ってた。
私の知らない狐猫。
誰も触れられない、
私にさえ、触れさせてくれない
でもそんな君が
一番君らしいような気がして
一番君の本来に近いように思えて
嫉妬するんだ
君はこう言うだろうね
「どんな僕も僕だよ」って。
そうだね、君だと思うよ
だからより一層くやしい。
そんな君も私はどうしようもなく好きで、綺麗に見えて、一目惚れしたまま。
好きなのに、好きになれない
突然何も言わずにふらっと、
どこかに行ってしまいそうだから。
「死」に引き込まれて
私を捨てそうだから。
うん、杞憂だね
思い込みだし、妄想。
でも仕方ないじゃん
それが私でしょ?
もう一度この話をしよう
「生きてね」って約束はほとんどしてない
...と思う。
それは、辛いことだからとか
苦しいことだからとかじゃなくて、
君には意味がほとんどないから。
植物みたいな君は
死と生の間の、何か決定的なもの、
なんだろう、境界?崖...みたいなもの。
それが人よりちょっとだけ
薄い、もしくは低いのかもしれない
「生きる」って言葉は君にとって
そんなに大事な言葉じゃない
うん、これも私の思い込みで妄想
だから私は
それよりもっと酷くて残酷な言葉を
君に与え続けてる
世間的には優しい言葉で
特別で、甘い言葉
でも時々それが呪いになって
人を苦しめることもある
私は君のためじゃなくて
自分のために、利己的に
人間らしい私の利己に従って、
その言葉を選んだ
私はたぶん永遠に
君にかかった呪いを解いてあげない
だから透明な君も好きになれた
心の底から綺麗だと思ってる。
君はそんな自分を悲観してる訳じゃないんだよね?...でも私には、そう見えるよ
でも君はそれを自覚してない。
じゃあいいか笑
私がすることは何もなさそうだね
君は今助けを求めてないもの。
君は私に黙っていなくならないし
助けを求めずに潰れるなんてこと
きっとしないって、信じてるから。
長い付き合いの私と君だから
そこは信用できるんだよ
君がね?
私が隣にいること、
こーんなに強くて優しい私が!!!笑
君の隣にいること、
ずーーっと君の味方でいること。
ずーーっと君が好きなこと。
君は忘れてるんじゃないかなって
ちょっと思ったから、
いつものように長話してみたよ
崖の上に立つ君の手は
私の手を握ってる
崖の下から聞こえる声を
私はにこにこ遮って話す
崖の上で私たちは足をぶらぶらさせて
「どうやって世界を騙そうか」
って、馬鹿な話をするの
僕の現在位置@joqr.net
20歳の頃
いろんなことが苦しくて
空を見上げては、絶望に打ちひしがれる日々
頭に浮かぶのは
僕だけが消えた世界のことばかり
「怖くないよ」って
ある日、歩道橋から見た灰色の往来
それはさながら“動く写真”のようでした――
狐猫さんは最近、安定してますか?
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