都会の匂いがする
人混みがすごくて
うるさい
しゃがみこむ人がいれば
ものを落とす人もいる
でも、誰も
知らないのか見えないのか
それとも、わざとなのか
気にした様子がないんだ
あれは、生きてるの?
そんなことを思ったりもする
今日は久々に外に出たから
なんとなく空を見あげてみたんだ
それだけで、僕はまた死んだ。
最近、いつもふわふわしてて
なんか
すぐにでも意識が飛んでいきそうな
そんな錯覚を覚える
崖の内側にいるのか
外側にいるのか
そもそも
崖淵になんていないのか
1歩踏み出したら死ぬよ
って言われるようなとこにいるのに
へー、って
死んじゃうような
これ以上は死ぬって
思うのに、なんかね
ふーん、そうなんだ。って
死んじゃうような
空を見上げるだけで
僕が消える、消えて死ぬ
自己意識がきれいさっぱり無くなって
頭の中がすっからかんになって
それから、僕は僕を認識できなくなる
自分じゃなくて他人のような
動く写真を眺め続けるような
夢見心地とでもいうような
そんな感覚になる
怖いことも悲しいことも
ない世界って
こんな感じなんだね
なんか、すごいな
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