早く経済的にも精神的にも独立したい。
そう思いながらも、バイトもせずに貰った仕送りを消費し続けるのをやめられない。
親に守られているという事実がとても苦しい。女の子だからとセキュリティのしっかりした物件をと見つけてくる、危ないからと夜にふらっと出かけることを止められる、自由に使いなさいとお金をくれる、実家に行くたびに自分の部屋が勝手に綺麗になっていく
全部喜ぶべきことのはずなのに、私はなぜかそれを気持ち悪いと感じてしまう。
破滅願望とも違うけど、べつに、そんな風に守られたいわけじゃなかった。
もっと無関心でいてよかった。むしろその方が良かった。どうせ一番分かってほしいところは一生わかっちゃくれないのだから。
こんなもの(と言ったら怒られそうだが)で私を守った気になんてならないでほしかった。私はとっくに壊された。何を今更という感じだった。オナニーを見せつけられてるみたいな気分だった。「自分は良い親だ」と晴れやかな顔で自認しているのが嫌だった、。しかしそのけんおかんにすらきがつくこともできず、オナニーに付き合う、恩恵を受けるしかできないのが自分でもあった。
「そんなことを言って。いつかあなたも親に感謝する時が来ますよ」
と言う人や、そう言いたいとでも言わんばかりの態度の人は割と見てきたけれど、私は別に、親が私を守ることの効果を軽視しているわけじゃない。
親が守ってくれるから今の私が存在していることは十分承知していて、ちゃんとした感謝も表面上はしていて、そのうえで、そんなものは要らなかった。
そして、親の庇護がなかったがためになにか甚大な被害を被ろうと、別に私としては一向に構わなかった。殴られたって死んだって汚くたって、何を、されたって、構わなかった。ただただ自分で生きている実感が欲しかった。
うーん、なんだか説明が難しいけれど。
私が中1のときに書いたある文章がこの心境をうまく表していると今気がついたので、引用しようと思う。
ーー
無人島へ行きたい。
サバイバルのマニュアルでも持って。
それで死んだら自分の力不足ってことで
まあ一人だから未練も残らなさそうだし
そんで好きなことする。
私が本当にやりたいことやって
嫌なこと思い出したら叫んで
それがいい方向に行こうが悪い方に
行こうが自分で判断して
私だけの世界を作って
私の意思で誰にも左右されずに生きて
好きな時に生涯を閉じる。
大変で辛くってもうだめだ、て
思うかもしれないけど、
そっちの方がなんだか素敵に
思えませんか?
ーー
今年の夏休みはどこか一人旅でもしてみようかな。それか、バイト。
それだけのことにどれだけの意味があるかはわからないけれど。でもそんなことに対する気力すら失われている今なら少しは意味があるのかもしれない。
ああ分かった。
私的にはきっと金銭的なことよりも外部の環境よりも、ずっとずっと、ずっと、家庭環境の方が危険で気を遣うべきものだったから、親のやってることの意味がわからないんだ。
なんで一番やるべきことをやらないで、自己満足みたいなことばっかりやってるの? って。
巻き込み型の強迫症の姉の過干渉から守ってくれなかったくせに。
私の趣味も私だけの空間も、私が自衛する権利すら奪われるのをただ黙って見過ごして、私のために怒ってくれると思ったら結局はその理由は自分の不快感以外の何者でもなかったときの虚しさ、絶望感。
善悪とか責任の所在とかは関係なく
私が置かれた環境的に、だから多分もう私は一生、親が私にくれた愛情の形を理解することはできないんだろう。こうなってしまった以上、無理なんだ。私は一生感謝したふりをしていくしかないんだ。はは。おもろ。滑稽で。
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項