はなびおつきみ琴の爪

あいたいでした


いつもおもっていました


しにたい でした



てが つめたい でした


ひとりぼっちでした
はなをみていました


お母さんが笑っていました
眠りたかったでした


かぜがつめたいかった



おとがないでした
うるさいでした


とっくのとうにちりました

きこえませんでした
みえませんでした
うるさいでした

たすけてほしい
でした


くるしいでした

眠りたい でした


くるしいでした。


  だれも いない でした

どこにも ない でした


きえたい でした




はなはちりました

くさって

つちと ねむりまし た





きみ が いない でした



おとと いろと いっしょに

しんでいってしまいまし た



どこ


ですか



だれ


ですか





いつ から ですか



おきたら ぜんぶが つめたく て



あなたが


まいご でした

どこ ですか
  だれ ですか






さんそは

どく



でした


わたしには



つよすぎた でした





わたしが よわかった でした



だれか ねむらせて ください






もう ずっと このまま



いつから このまま




だれ いつ なんで



どうして

わたし





なんで





おひさま
くらい


あなたも


ない


おとも

いろも


みえない

きこえない





いままで みえて いました




いまは





みえない
  です。