大丈夫よ、あれほど欲しかったものがもう手に入らないと分かっても、自分の努力を全部無駄にしたのは自分だと気付いても、それでも大丈夫
今が楽しければ、大丈夫
そうでしょ？
適度に暇で適度に忙しくて、それなりに楽しくて、過去に比べればとっても楽で
だから、大丈夫
本当に？
何だかだんだん分からなくなってきてしまった
いつもぼんやり考えている
このまま年を取って、いつかはどこかのレールの上に何となく乗り続けるのだろうか
今は先が見えない不安もあるから安定はしたいね
でもそれは、退屈そうに思えて仕方ない
今だって少し退屈だものね
やりたいことがこんなにあって、行動力も身につけて、気力も取り戻したというのに
そうして訳もなく悲しくなる、不安感に駆られてしまう
だんだん寂しくなってきて、あまりよくない縋り方をしてしまいそうになるの、まるで誰でも良いみたいに
それを寂しさなんて呼んじゃいけない
自分が本当に求めていたものはそんな繋がりではないのだから
まあ変わりゆく中で絶対不変の価値が欲しかったのかもね
そう解釈すれば人との関係性に縋るのもあながち外れてはいない、かもしれない
でもそれだけでは結局劣等感から抜け出せないじゃないか自分は
楽しいけれど、きっとそれは刹那的で、
何だかなあ
色々試してみてはいるけど、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ疲れちゃった
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