人智を超えた大きな優しい何かにぎゅって包まれたい。
人間だと、安っぽいプライドが邪魔をするから。
それに、後からいらない心配をかけられるから。
もう、腫れ物扱いは嫌だ。
だから、人ではない、見栄を張ろうとする気持ちさえしぼんで消えてしまうようなとてもとても大きな優しい存在に包まれて大声で泣き叫びたい。
口をいっぱいに開けて、目から大粒の涙をこぼして。
そして最後にはそのまま眠りにつく。
ゆっくりゆっくり眠っても起きたら時間は一秒たりとも過ぎていなくて、それに安堵の笑みを浮かべて、立ち上がって、そこら辺を駆け回って……そうだ、せっかくならひざ小僧を擦りむこう。
何もないところで転んで、膝からは、赤くて少し鉄の味がする体液が流れ出てきて……私はその赤に眼を奪われ、少しの間じっと見つめるんだ。
うん、いいな。
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