前の私が、今の私宛に書いていた手紙を見つけた。
『苦しくて死にたい』だとか、『甘えててごめんなさい』とか、『行動に移せない弱虫』とか、たくさん書いてあった。
皆、『私みたいに苦しいことがあるだろうから』って誰にも相談していなかった。
読み返して思った。
あの時の私に『逃げていいよ』、『甘えていいよ』って言いたい。よしよしあげたい。
自分はいらない子なんかじゃないよ。
無能なんかじゃないよ。生きてていいんだよ。
『人それぞれ辛いってのが違うから、話しても理解されない』って書いてあった。
そんな事ないよって言ってあげたい。
理解されなくても、辛いが完璧に消えなくても、何か変わるものがあるはずだと思う。
誰かに話す、口にするって言うだけでも、少しは楽になるかもしれない。
「分かるよ」「大変だね」って言われて、「何にも知らない癖に」って思うかもしれないけど、話して欲しい。話して見てほしい。
ずっと、楽になる。軽くなる。
そんなに辛かったのに、頑張って、ここまで生きててくれて、ありがとうって言ってあげたい。
結果オーライじゃない。耐えて、生きていれば良いって訳じゃない。
本当に辛かったら、
「周りも同じだから、逃げちゃいけない」とか、「自分は甘えて、弱虫だ」とか、
思わないで、「苦しい、助けて欲しい」を誰かに伝えて欲しい。
苦しくて、辛いことしかないって、人生は無意味で地獄でしかないって思う時があるかもしれないけど、その先に何かあるかもしれないから、諦めないで欲しい。
きっとあなたを理解してくれる人はこの世界のどこかに絶対いるから、生きてて欲しい。
辛いの先に、生きる意味とか、幸せがあるから諦めないで欲しい。
前の私にそう伝えたい。
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