大学職員(授業はせず、事務作業や学生の相談に乗るなどの仕事)をしています。
学生の相談を聞いていると、ここ最近特に、他人のことを受け入れられない人、頭や心が狭くて固い人、自分中心で物事が動くと考えている人が増えたと思わざるを得ません。
case1.
「合同説明会に行ったら周囲の人がひっきりなしに私語をしていた。許せなかった。合説の運営に私語を止めてほしいと訴えても『そんなにうるさくない』と一蹴された。なぜ私の意見は聞き入れてもらえないのか。」と相談。
私語くらい無視すればいいものを…と思いましたし、運営の回答を受け入れようとしていない。正直、バカだと思いました。
しかしグッと堪えて、優しく、「ずっと黙っているのが難しい人(ADHDなど)もいたのかもしれないね。それに、運営の意図もあったのかもしれない。受け入れようよ。」と言いました。
するとその学生、ムカついたのか悔しいのか、急に自分を殴りだしました。困ります。アドバイスしたのに、結果自傷行為なんて。
case2.
「アルバイトに行った時不快な思いをした。初勤務日で軽く自己紹介をして頭を下げたら、『真面目すぎ!!』とギャハハと大笑いされた。後でチーフに「なぜあの人は笑ったのですか。不快です。」と訴えたが、「あなた(相談学生)が見習うべき存在、良いなと思ったから笑った。」と返された。納得できない。」と相談。
見習いたいな良いなと思って笑う、というのは、その学生にとっては初めての経験だったらしいです。人によってはそういう表現方法もあるんだよ、と教えましたが、「ありえない。ギャハハなんて、どう解釈してもバカにする笑い方にしか聞こえなかった。」と、その笑った人も私の意見も受け入れませんでした。なぜ、「あぁ、そういう表現方法もあるのだな。ひとつ勉強になったな。」と柔軟に捉えることができないのでしょうか。
他、細々したところでも、自分と価値観の合わないものは受け入れない、他人の事情なんて考えない、自分が世界の中心だ、と思う人がなんとも多いことに辟易してしまいます。
どうやったら、こういったワガママ学生にも他人の事情を受け入れるということを心に刻み込むことができるのでしょうか。教えてください。
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ななしさん
わかります。どれだけ自己中でメチャクチャな理論でも自分の主張を受け止めてもらえないと他人の意見を聞けない世代なんだと思います。
すっげ〜バカバカしいけど思ってなくても共感するフリをして「でも君の考えが世の中の指針や基盤になるわけではない」「君の思想だけが正義ではない」「君が正当性を主張するなら相手にも同様に主張する権利がある」ということを遠回しにいちいち説明しないと本気で理解出来ないんですよね。
めちゃくちゃめんどくさいけど段階を踏んでいくしかないと思います。
日頃のご苦労お察しします、共に頑張りましょう。
ななしさん
小瓶主様も学生の相談に乗る中で辟易してしまわれることもあるかと存じます。
しかし、学生さんも相談に来られた以上、共感や慰め、寄り添いが欲しかったのではと想像します。
もし、悲しくて悔しくて許せなくて相談に行って、そこで「許そうよ」「受け入れないと」と言われると、その学生さんの気持ちのやり場がなくなってしまうのではと思います。
だからこその自傷行為としての現れではないかと読みました。
まずはその学生さんの心情を想像し、受け入れる。
あなたからそうすることで、「受け入れるとはそういうことなのか」と小瓶主様をみて学生さんも学ぶ所があるかもしれませんね。
「やってもらったことを他者に返す」というのはあるらしいですし、試してみてはいかがでしょうか。
ななしさん
一人一人の話に耳を傾けるって、なかなか大変ですよね。
case1は、会場の私語のような音に対して、過敏で苦しい症状があるのかもしれません。
急な自傷行為ということもあり、何か疾患や障害があるのではないでしょうか。単なるわがままな子とは違うような気がします。
すべて共感できなくても「うるさかったんだね。それは辛かったね。」と言ってあげるほうが、その子が安心するのではないかと思います。
その上で、医師や心理士に相談することを勧めてはいかがでしょう。
case2の学生さんは、誰かに理解してもらいたかったのではないでしょうか。
真面目すぎと否定され、ギャハハ…と馬鹿にしたように大笑いされたら、誰でも嫌な気分になりますよね。
実際、その笑いは肯定的な温かい雰囲気ではなく、チーフの答えはその場を収めるための苦し紛れの説明だったために、
学生さんは気持ちをわかってもらえない悲しみを感じたんだろうと思います。
「笑われて嫌だったね」と共感してあげたり、「ちゃんと頭を下げて挨拶できて偉い!」と褒めてあげてはどうでしょう。
学生さんの気持ちが、少しは楽になるんじゃないかと思います。
学生さん側の事情もある程度は受け入れ、気持ちに寄り添ってあげるとよいのではないでしょうか。
ななしさん
例を読んでも世界が狭いなぁと思いました。
大学に入るまで勉強中心の生活で、自分と違う価値観の人に出会うことがなかったんでしょうか。
それにしたって、大学ってそれこそいろんな境遇や価値観の人と出会って視野を広げる場だと思いますが、凝り固まってしまっていて他者を受け入れられないのは困りますね。
そういう学生たちが、どうすれば他人の事情を受け入れられるか。。。。。うーん、難しいですが、めげずにいろんな場に出かけて行って他者と接していくしかないと思います。
ただ、case1の人は、物音に過度に敏感なようですし、いきなりあなたの目前で自分を殴り始めたというのもあり、発達障害か何かを持っているかもと思いました。
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