初めて会った時、隣に座った時、わたしの大嫌いな威圧感があなたにはなくてつい素を出してしまったのを覚えてる。
初っ端からタメ口でちょっとフレンドリーなんだって思った。
ずっと頭から離れなかった。
また会った時、あなたはちょっとださめなTシャツだった。
後ろをついて行くとあなたの後ろ姿が見られる。
日陰に逃げて笑ってるあなたがかわいいと思った。かっこいいと思った。
関わるとろくなことがないのに、いつも秘密を暴露されてしまうのに、人は嫌いだったのに。
会えなくなるのが寂しくて連絡先を交換した。
メッセージの中のあなたはかわいかった。
いつものポーカーフェイスとは違って、なんか気さくで。
私はずっと敬語だった。好きになりそうな自分なんて認めたくなかった。
二人で初めて会って、相合傘なんかしたのに、あなたは歩くのが早くてしてるようでしていなくなっちゃってた。
私の経歴をはぐらかした時に軽いなぁなんて言われてちょっと傷付いた。
私の選んだ道は、傷付きながら自分でいるために選んだものだから。
でも、お皿を片付けないのは駄目だよって言ったの、最後まで守ってくれてありがとう。
花火大会行こうって誘ったのは私なのに、断ってごめんなさい。
好きなんて認めたくなかった。
次にあった時、私はバ先で喧嘩してて。
あなたに当たっちゃった。
ごめんなさい。
3回目、2人で会った時はあなたは眉毛を整えていて。前あった時より肌も綺麗で、格好よくて。
また素で話せた。
でも、夢については話せなかった。
キラキラした目で優しい口調で、やっともう戻れないんだって気付いた。
この人が好きなんだって今更すぎるよね。
でも、あなたの誘いに気付けなくて。
ごめんなさい。
最後、会うまでに色々あったよね。
会うってなったり、会わないってなったり。
あなたが頑張ってる最中なのに邪魔なんかしたくなかった。発表直前に付き合わせるのは申し訳なかった。
私は私の人生があって、あなたにはあなたの人生があるから。何かあったら申し訳なさすぎるからなんて、自分勝手だった。
本当は会いたかったよ。
次は好きって言おうって決めてたから。
でも、だんだん意思疎通が取れなくなっているのを感じてた。
もうダメなのかもね、とか思っていた。所詮友達だからって思えば楽だった。
ずっとあなたのことしか考えられないくせに。
気付けばもう戻れないところにいて。
もう分かり合えないところまで来たんだって、最後に会って思った。
好意でくれようとするプレゼントも、なんとなく匂わせてくる旅行のお誘いも。
でももう駄目だった。
私はもうあなたのことを理解出来なくなってた。
あなたに否定されるのが怖かった。
ずっと持ち続けていた夢を将来性がないと一蹴されるんじゃないかとか、選んだものを小馬鹿にされるんじゃないかとか。
でも私のほうがあなたの好きなことを軽視してしまっていた。
ごめんなさい。
弱くてごめんなさい。
私に渡してくれていた不器用な優しさに気付きながら、ありがとうなんて言えなくて。
ちょっとした本音はもう喉でつかえて出てこなくなっていた。
あなたを悪者にしてしまった。
告白の前振りがもうあんまり誘えないだろうから言うけどって、もうお別れじゃんね。
続きがほしいなんて図々しすぎた。
あなたは本当に素敵な人だよ。
臆病すぎて投げかけるばかりだったけど、してくれたことはぜんぶ見えてたよ。
あなたに相応しくない私に優しくしてくれてありがとう。
あなたの大きくてキラキラした目も、くしゃっとした笑顔も、優しい声色も、いつの間にか歩幅を合わせるようになっていたところも、最後に私に誘いを断られてあからさまに不機嫌だったところも、後ろ姿とか、ちゃんと着いてきてるかなって必ず右から確認しちゃうところとか、もう全部。
今でも好きだな、会いたいなって思っちゃうよ。
押し付けてばかりで、隠してばかりの私でごめんなさい。
弱くてごめんなさい。
本当の、本当に好きでした。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
ななしさん
今でも好きで会いたいなら、会いに行ったらいいのに。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください