生まれたくなかった。
小さい頃から、過干渉な親の顔色を窺って生きていた。
自分のやりたいことを我慢して、親の言いなりになること、教師の言いなりになること、周りの人に合わせることが正しいと思い込んでいた。
やりたくもないし得意でもない勉強をやらされ、学校では優等生を演じ、自分の趣味を我慢しなければならないと思い込んで育った。周りの人間がそんな自分を褒めるものだから、当然、反抗期なんてなかった。
そんな過ごし方をしていたから、考える力が育たなかった。将来やりたいことなんてわからなかったし、自分の好き嫌いすらもわからなかった。だから、重要な決断ができず、なんとなく大学に進学した。なんとなく進学しているが故に、専攻にも興味を持てず、楽しむこともできず、空っぽの学生生活を送った。空っぽの学生生活を過ごしたものだから、やりたい仕事もわからず、なんとなく就職した。
就職後、仕事について疑問を持つようになった。まるで穴を掘ってまた埋めるかのように、社会的に全く意味のないことのために、多くの人が身を粉にして毎日働いているように見えた。そんな姿を目の当たりにして、自分の人生観の全てが変わった。
「こんなことのために、自分は我慢ばかりの人生を歩んでいたのか。」
「やりたいこともやらず、必死に他人の顔色ばかり窺って生きてきたのに、その先に待っていたのはこの程度のものだったのか。」
「こんなことなら、我慢なんてしなければよかった。もっと自由に生きればよかった。」
と思った。
操り人形のような人生を歩んだ結果、時間を無駄にした上、なんの特技も取柄もない空っぽの人間になってしまった。
こんな人生は割に合わないと思い、仕事を辞め、実家に引きこもるようになった。
仕事を辞めた後、自分の人生を取り戻そうと、開き直って、小さい頃にやりたかった創作の趣味に勤しむ日々を送っている。
それなりには楽しめている。でも、小さい頃にやりたかったことを、今頃になってやろうとしても、やっぱり限界がある。失った時間や機会を取り返せることは二度とない。
ずっとやりたかった趣味を完全に楽しむことはもうできないし、もう社会復帰もしたくない。結局、損をするだけの人生を送っていることには変わりない。
もうこんな割に合わない人生を終わらせたい。
もう色々と疲れた。
こんな人生なんてどうでもいい。
こんな人生を歩むくらいなら、最初から生まれたくなかった。
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小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
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