朝、目覚めてしまったら不意に涙がこぼれ始める。
また、今日が始まる。
食欲は無く、何も食べられない。
ただ、処方されている薬は飲んだ。
起きている間はずっと苦しい、涙が出てくる。
体力はあまり無いから泣くだけで消耗する。
だから眠りに落ちる。
昼、少し前に階下に降りる。
喉が乾いたからだ。
食欲はあまり無い。
僅かばかりのパンを食べ、処方された薬を飲む。
ほとんど薬を飲む為に食べるという行為をしているだけだ。
不意に襲ってくる苦しみに耐えながら、声なく涙を流す。
疲れたからまた眠りに落ちる。
夜、食欲がなくとも食事をとる。
普通の量なのだろうが、私にとっては量が多い。
朝と昼にあまり食べないのを知っているので、用意される量が多いのだ。
先に処方された薬を飲んで、食事をとる。
苦しいだけの作業、「砂をはむ」というのだろうか。
さっさと風呂に入って部屋に戻った。
寝る前、処方された薬を飲んで目を閉じる。
涙は止まらない。
苦しいのが襲ってくる。
今夜も始まった。
後はひたすら耐えるしかない。
目元にタオルを押し付けて、ヌイグルミを抱きながらひたすら苦しいのを抑え込む。
疲れ切ったら何時のまにか眠っている。
これが私の休日だ。
救いようのない、苦しみが続く、休めない休日。