碧海視点
〜小学生時代〜
碧「ねえねえ、あのテレビ見た?」
モブ1(以下モ1)「あー、ピカキン出てたよな。マジ面白かったわww」
俺は人気者だった。
モ1「なあ、放課後遊ぼうぜ!」
モ2「俺も俺も!」
モ3「碧海と遊びたい!」
碧「わーったって!みんなで遊ぼうぜ。」
足の速さ、顔の良さ、成績の良さでクラスの中心に位置していた。俺が話しかけるだけでみんなが集まり、会話に花を咲かせた。
☆放課後☆
モ1「やっぱお前といると楽しいわ〜。」
碧「サンキューw」
これがいつまでも続くと思ってた。
俺は、修学旅行の日に体調を崩して休んでいた。そして、久々に学校に戻ったある日だった。
碧「おはよ~!おひさ〜。」
モ1「マジ楽しかったよな〜!」
モ2「そうそう、早川が飯の時さ〜…」
みんな、俺が来ても何も言わなかった。それどころか、これみよがしに修学旅行の話をしていた。
モ3「碧海、ちょっと来て。」
碧「? どした?」
☆廊下☆
モ3「実は、修学旅行のときに…」
モ1「なあなあ、この部屋男だけじゃん?せっかくだし秘密の話とかしようぜ。」
モ2「いいじゃんいいじゃん!」
モ4「普段まとめてる碧海がいねえから、思う存分話せるな〜w」
モ1「てかさ、碧海ってうざくね?」
モ2「わかる〜!」
モ3「ってことがあって…。」
碧「…。」
俺は戸惑っていた。何で?いじめられるような奴になったの?俺が?
モ3「俺は何も言ってなかったんだけど、みんなが言ってて…。」
碧「何で?」
モ3「え?」
碧「何で止めてくれなかったんだよ!黙ってみてるだけとか、友達じゃねえよ!」
もうヤケクソだった。
モ1「友達とか思ってねえし。」
後ろから、俺を裏切った奴らの声がする。
モ2「そーそー。調子乗ってんじゃねえよ。」
モ4「マジ、ふざけんなって感じ。」
あれ以来、俺は
心を閉ざすようになった。