LINEスタンプ 宛メとは?

この小瓶には、#コネしにキルキルの二次創作小説が入っています。興味のある方、また動画アーカイブをご覧の方のみ、拾ってください。

カテゴリ
名前で呼んで

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注意事項

※本作品は、2023年2月26日に〇〇の主役は我々だ!様のYoutubeチャンネルにて行われた、クトゥルフ神話trpg 「キルキルイキル」#コネしにキルキルの重大なネタバレを含みます。
動画アーカイブご視聴後の閲覧を推奨いたします。

※本作品には、本編以外にYoutubeで行われた感想会のネタバレも含みます。
動画アーカイブご視聴後の閲覧を推奨いたします。

※本作品は、コネしにキルキルのネタバレを含みますが、本編とは一切関係のない二次創作(ifストーリー)でございます。

※捏造や個人的解釈を含みます。

※無断転載、パクり、参考などは全面禁止しております。

※視点の入れ替わりがあります。

※縫具瑠美のキャラクターシートにて言及されておりましたが、この小説内に恋愛感情は含まれておりません。

※誤字脱字や、言葉の使い方、文の区切り方など、間違えている箇所が多々あるかも知れません。
「中学一年生が書いた文だしな」と、どうか温かい目で読んでください。

※物凄く読みにくく、話の流れがよく掴めない小説となっております。

※感想や考察は大歓迎でございます。
お返事を書いて頂けると、わたくしのモチベーションにも繋がりますので、是非沢山のお返事を流していただけると嬉しいです。

※本作品はフィクションです。

それらを踏まえた上で、大丈夫という方は、先へお進み下さい。

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「もーっも!」
桃の名前が大好き。桃の名前を呼ぶのが大好き。
可愛らしい名前で、口触りも良くて。名前を呼ぶと、「やかましい」って反応してくれる。
私は桃が大好き。離れたくない。私の大切な友達。この世に1人しかいない桃という友達。
だから、私だけが死ぬのも、桃だけが死ぬのも、絶対に嫌。どっちかが死ぬなんて嫌。ずっと、ずーっと一緒にいたい。
でも、病院に行って、お医者さんに真実を伝えられた時、私は私に誓った。
私が消えよう、って。
そう、誓ったんだけれど、やっぱり桃には叶わない。桃は頭の回転が早いから、すぐに言葉や考えが出てくる。
私たちが幸せになる結末も。

崩れる天井に、大きな音を立てるキッチン。かろうじて椅子と机は原型を留めているけれど、扉はただの木の板だし、色んな破片が飛び散って、視界が狭くなる。
それでも、目の前には足を組んで座っている可愛い女の子がいるから、全然痛くないし、苦しくもない。
桃。小林桃。私の可愛い可愛い幼馴染。私の大切で大切で仕方がない友達。桃がいるから、全部どうでも良い。
桃は私にすっごく冷たいけど、私を大切に思ってくれてるのは伝わってくる。それが嬉しくて、私はもっと桃にベタベタしてしまう。
一生懸命魔術の勉強をしてて、宇宙とか悪霊とかに詳しくて、たまにわからない言葉があるけど、そんな桃の話を聞いているだけで、私は幸せなんだ。
ずっと見つめていれば、桃は私の方を向いて、「なんだ」と呟く。
「いや、桃は可愛いなぁって」
「最後までそんなこと言うのか」
「そんなことじゃないもん!」
呆れた顔をする桃も可愛くて、彼女とずっと隣にいた私は幸せ者だな、と改めて思う。
あぁ、こうしていると昔を思い出すなぁ。

「あっ!桃!」
「ん、なんだ貴様か」
あれは中学1年生の頃だったかな。たまたま下向している桃を見つけて、一緒に家に帰ってた時だった。
「えへへ、桃は可愛いなぁ」
「...お前、中学生にもなってまだそんなこと言ってるのか」
あの時の桃も、今みたいに呆れた顔をしていた。
「...桃。私、桃の幼馴染でよかったよ」
「そりゃどうも」
「私も、って言ってくれないの?」
「私が貴様にそんなこと言うと思うか?」
「はぁ、思わなーい」
そんな他愛もない話をしている時でさえ、私は幸せだった。いくら冷たい態度を取られても、それが桃の愛情だってわかっているから。
「...ねぇ桃〜」
「なんだ」
「私のこと名前で呼んでくれない?」
私が笑顔でそう言えば、すっぱり「断る」と言われてしまった。
「えぇ!なんでよぉ...」
「...さぁな、自分で考えろ。私が貴様を”貴様“と呼ぶのには理由があるからな」
「桃のケチ〜」
夕陽に照らされながら、私たちは歩いた。後ろを向いたら、2人分の影。大きくなっていく影。繋がっている影。
私は桃と手を繋ぎながら、家に帰った。
その日、家に帰って貴様の意味を調べた。口角が自然と上がっていくのを感じた私は、お風呂上がりのようなぽかぽかした気分で、静かにパソコンを閉じた。



「瑠美」
彼女の名前を口にするのは、余程私が真剣な時か、彼女に数時間強請られた時だろう。
私より小さい、妖精のような瑠美。
私は瑠美を守りたかった。瑠美を殺すだなんて、私には絶対に出来ないことだった。
大切な幼馴染で、大切な友達だから。
薄暗い院内で握りしめた鍵は、不気味なほどひんやりしていて、額につぅ...と汗が伝った。

小さい頃から、周りの人に悪霊が憑いていると、悪魔の子だと言われてきた。実際、自分もそうだと思っていた。
普通の子供ではなかった。体力や力など、それは並外れたものだった。
私は、自身に悪霊が憑いていると思い込み、魔術についての勉強を始めた。私に流れている血を、正常に戻し、普通の子になるために。
そんな時、私に引っ付いてくる奴がいた。
瑠美。縫具瑠美。私の幼馴染だ。可愛いものに目がなく、逆に言えば可愛いもの以外には冷たいといった奴だった。
奴は私を可愛くするだの言って、私を着せ替え人形にしようとしたり、私の髪で遊ぼうとしたり。私は魔術の勉強をしたいというのに、私に邪魔ばかりする。
私にとって瑠美は、鬱陶しくて仕方がない存在だった。

年齢が上がっていくに連れ、瑠美は私で遊ぶことが少なくなっていった。話を聞くと、「可愛いに程遠い桃が逆に可愛い」と言っていた。私には瑠美が言っていたことが到底理解できなかった。
しかし、瑠美と話せば話すほど、私は瑠美を守りたいと思うようになった。可愛らしい彼女と一緒に居たいと思った。離れたくないのと思った。
今でも鬱陶しさを感じることはある。口を開けば「やかましい」と言ってしまうほどに瑠美はしつこい。
でも、それすらも心の中で許している自分がいる。それぐらい、私はいつの間にか彼女の虜になっていたのだろう。
だが、私は瑠美の近くにいることが出来ない。何故なら、私には悪霊が憑いているから。私は悪魔の子だから。
私が瑠美の近くにいれば、いつか悪霊が乗り移ってしまうかもしれない。私が瑠美の近くにいれば、悪魔と一緒にいる人として、瑠美の周りの人も離れてしまうかもしれない。
それが嫌だった。
だから、私は瑠美を守るために、瑠美と距離を離した。

中学1年生のころ。瑠美に「桃の幼馴染でよかった」と言われた。私は嬉しかった。私も瑠美の幼馴染でよかった。そう言いたかった。けれど、その言葉が私の口から出ることはなかった。

私が瑠美を貴様というのは、瑠美を心から信頼していて、瑠美を心から守りたいと思っているからだ。
なんて、本人には口が裂けても言えないが。



「...懐かしいなぁ」
「何がだ」
じっとした目で私を見る桃。3年前の仕返しとして、私は「教えなーい」と口を尖らせて言った。
桃は「そうか」だけ言ってまた視線をずらす。釣れないところもまた可愛い。

そうしている間にも部屋はどんどん崩れていく。私たちも一緒に崩れていく。意識が少しではあるけど、薄くなっているのも感じる。
瞼が重くなって、そろそろ消えちゃうのかな、なんて思ってしまう。好奇心と恐怖とがぐるぐるになって、手が震えている。
その時、頭に何かが乗った気がした。
「......桃?」
それは、桃の手だった。
「何を怖がる必要がある。何故震える必要がある。私たちは、ただ眠るだけだ」
「でも...」
「...忘れたのか?言っただろう。女は度胸!!」
ばしっと自分の胸を叩く桃。ボロボロの家の中で綺麗に揺れる金色の髪。心が温まる感覚がした。
「そうだよね...女はどきょー!!」
2人で笑い合えるんだから、この先もきっと、大丈夫。
「...ありがとう」
小さく落としたその声は、きっと桃の耳には届いていないだろう。
「...いいってことよ」
そう聞こえたのも、気のせいだ。





「ねぇ桃?」
「なんだ」
「桃ってさ、私のこといっつも貴様っていうよね」
「そうだな」
「ちゃんと名前で呼んでよ」
「...それは断る」
「おえぇ!どうしてよぉ!」
「貴様は貴様だからだ。断る」
「うぅぅ...貴様って...良い意味で言ってるってことでいいんだよね?」
「勿論!貴様って元々良い意味だからね」
「はぁあ...名前で呼んでほしかったなぁ〜き・さ・ま!」
「...ま、名前で呼んでほしかったら、この先に期待するんだね」
「...ふふっ、そっか、そうだよね。...うん、わかった。おやすみ」

瓦礫の隙間から手を伸ばして、桃の手に触る。互いが互いの指を絡める。離れないように、ぎゅって繋いだ手は、ひどく暖かかった。
桃の思いは、ちゃんと伝わっているよ。私も、大好きだよ。

ねぇ桃。
次に目覚めた時は、名前で呼んで。




fin.




















貴様とは

相手をののしって、または

・・・・・・
非常に親しい同輩以下の者に対して使う。
mzk
199371通目の宛名のないメール
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お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います。
※誹謗中傷や否定批判のお返事は流れません。

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お返事が届いています
mzk
(小瓶主)
結菜様へ

二度のお返事、ありがとうございます。

わたくしは、自身の創作物に対して感想を頂いた時、感謝と敬意の念を込めて様付けをしております。
それは貴方だけでなく、他の方々にも、通常より丁寧な言葉を使うように心がけているのです。
ご理解の程、宜しくお願い致します。

神だなんて言ってもらえて幸いです。
しかし、わたくしは人間なので、神にはやはり届きません。
神に近しい人間になれるよう、これからもわたくしは努力して参ります。
これからも暖かく見守って頂けると嬉しいです。

改めて、お返事ありがとうございます。
またのご感想、お待ちしております。
結菜様ってwww

呼び捨てでいいよ????

ちょっと前にね、ほかの小説に、お返事した!

もう、貴方は神ですか????
mzk
(小瓶主)
ツキカ様へ。

お返事ありがとうございます。
貴方からの感想、とても嬉しく思います。

ロボむつキルキル、うつぺんキルキル、そしてコネしにキルキル。
全てが全く違う結末になり、わたくしは全てに涙を流した人間であります。
その中でも、コネしにキルキルだけは涙の種類が違うなと感じた物語でありました。
キルキルイキル3つの物語の中で1番最後に見て、1番心に残った物語でもありました。

素直な瑠美と、素直になれない桃の対比が伝わっていてとても嬉しい限りです。
幼馴染だから、というよりも大切な親友だから、互いにありのままの姿で。
それを文章でどう表すか、とても悩んだところであります。
瑠美ならきっとわかってくれる、桃にはちゃんと伝わっている。
互いが互いを信頼していて、互いが互いを信じていて、互いが互いを愛していて。
それをどうしても小説で書きたかったため、この作品を創りました。
1番伝えたかったことが伝わっていて、内心ホッとしています。

このお返事が流れる頃に、ツキカ様の受験は終わっているでしょうか。
現在お返事が流れるのは大体4〜5日以内ですから、きっと終わっているでしょう。
はい。
わたくしはツキカ様からのお返事を心から楽しみにしております。
プレッシャーになってしまったら本当に申し訳ないのですが、ツキカ様、貴方がわたくしの生き甲斐であります。
貴方からのお返事で、貴方からの愛しているで、わたくしは生きている実感が湧きます。
生きていてよかったと思えます。
なので、時間が取れましたら、またわたくしとお話ししてください。
わたくしはいつでもお待ちしております。

〈名前で呼んで〉の次回作としましては、うつぺんキルキルの二次創作小説〈名前を呼んで〉を海に流しました。
時間があれば是非ご覧下さい。
“で”を“を”に変えるだけで、意味が180度変わりますよね。
〈名前を呼んで〉の次回作は現在制作中ですので、楽しみにしていてください。

わたくしも、いえ。
俺も、大好きですよ。
愛しています、ツキカ様。

改めて、お返事ありがとうございます。
またのご感想お待ちしております。
mzk
(小瓶主)
結菜様へ。

お返事ありがとうございます。

はい。
貴様とは、罵るという意味も御座いますが、親しいものの呼び名でもあるようです。
最後の台詞は配信内の実際の会話でして、気になり調べたところ、初めて意味を知りました。
“貴様”という単語から想像と妄想が捗り、今回の小説を執筆いたしました。

いえいえ。
こちらこそ最後まで読んでくださりありがとうございます。
改めて、お返事ありがとうございます。
またのご感想お待ちしております。
凄い!!!本当に素晴らしい小説です…!
コネしにキルキルを観た時、鬱ぺんキルキルとはまた違った意味で泣いたことを思い出しました。

対極的な瑠美と桃ですが、この2人だからこそ信頼し合えていて、お互いありのままでいられるというところが見事に表現されていました。
いつも変わらず過ごしていた部屋がどんどん崩れていく中で、瑠美と桃はいつもの様子と変わらないまま、2人とも次やこの先があると信じているという対比がしんどくて泣きました…。最近涙脆くて困ります。笑
貴様という呼び方から、あまり感情を表に出さない桃の愛情と、瑠美ならわかってくれるという信頼を感じました。

もっと色々書きたいんですが、まだ受験期なのでここでストップしておきます。
3月5日にはいよいよ本命校の受験です。
今日は2月26日。あと1週間。
色々落ち着いたら、またちゃんとお返事か小瓶を流そうと思います。
素敵な作品をありがとうございます。
次回作も待ってます!
mzk、大好きです。愛しています。
・・・

凄く面白かった!

貴様っていい言葉だったんだね。

これからは宛メのみんなの事を貴様と呼べるように、頑張ります!

素敵なお話、有難う!

(授業中にもかかわらず、集中して読んでしまった結菜より)
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