それはおそらく、一定数いるのかもしれないと考える。
育児をしない生き物が世にはたくさん存在しているのだから。
人間だからといって、すべてが我が子に愛情を注ぐ感覚を持ち合わせていない……と。
産みっぱなしで、勝手に育っていけ……とする生き物と私等とは何が違うだろうか。
私は研究者ではないゆえそのあたりのことは詳しくはないが、やはりヒトは、とても研究しがいのある生物だと思う。
自然界で、親に育ててもらえない生物はおそらく、人間のように脳が発達しているわけではないから、人が抱える苦しみはないのだろう。苦痛とは?進化の過程で、痛覚を得たほうが生存確率があがるかどうか……だろうか。
子育てでいうと、他の動物に育ててもらう方法をとる生き物もたしかいたよな。
そうしてべつの命から学べることは、何かないのか?
僕等はどう生きるべきなのか?
嗚呼。他の生き物のことを思うと、人って本当に変わってる。
こうして文字を操って、インターネットという海に無数の人の言葉が漂う……
この状況、ひどくきもちわるい。
なんだろうこれ。
すごく良いとも思う。だって、これがなければ、世の中にはいろんな人がいることを知れなかったから。
まるで、それぞれが違う生物かのように、その生態は個性的……というのはさすがに言い過ぎだろうか。だけれどそう思うくらいには情報が集まる。
『魚』『鳥』など大きな括りの中に、たくさんの種類がいる。
それと同じように『人間』という大きな括りの中に、たくさんの種類がいると思わせられるくらいには、本当に皆、生き方が違うのだ。
細分化すればきっと、全てそうなのかもしれないけどね。
ぼくの頭は、今日もなんか考えてる。
おわり