私の大好きなあなたへ。
もう引退して、何もかも忘れられたと思ったのに
色々思い出してしまうのはなんでだろ。
告白したい。
貴女といろんなところに行きたいし、
私は口下手だけどずっと話していたい
どうしたら君は私のものになってくれる?
告白しても、あなたが戸惑うのがオチやんね
でも告りたい
でも私はただの怖がりだから告れない
君からしたら、ただの不甲斐ない先輩だろうし
それは自分でもわかってるけどさ
だから諦めろって言われてもそれぐらいで
消えてしまうわけないんよね
大好きって言いたい
手を繋いで、二人で笑いたい
あの子が好きなイケメンになれたらいいのに
私?無理無理。ただでさえ同性っていう高い
ハードルがあるのに、それだけじゃ飽き足らず
にイケメンのように振る舞うんか?
私にはできない。
身長、顔立ち、もろもろが全て女の子なんよ。
もちろん、親から受け継いだこの体が嫌なんじゃない。努力でなんとかなる範囲かもしれないし。
いや、ならないか。
無理やね。
自分ができる範囲で生きていくしかないんかな。
もう割り切ってたはずやねんけどな。
君のことが好き。それだけ。
それだけがこんなにも辛くて苦しくて
幸せなんだ。
ありがとね。
君といた日々は楽しかったよ。
もう仲良くしてくれないんかな?
私のこと嫌い?
なーんてね。
聞かないよ、そんなこと。
最後まで、君の先輩、ただ部活で
仲良くするだけの先輩やからさ。
ほんとは苦しいけど、今は我慢。
全てが終わったらまた会いに行くから。
その時までのおあずけ、だね笑
たぶんこの小瓶を拾うことがないであろうあの子へ
いつも君に救われてた僕より