ペル「な、なぁ、、、そろそろもう一回ジャンケンしない、、、?重くて潰れそう、、、」
あれから一時間程が経った。
ジャンケンの結果はご覧の通りペル先生の負けだった。
三人で一斉にジャンケンしたら一回でペル先生が一人負け。
有無を言わさず背負わせた。
当の本人は重い重い、と喚きながら涙目だ。
ノマド「、、、ペル先生背負うの代わろうか?」
ペル「本当ッ?!いや、やっぱノマドしか勝たん!」
ファング「駄目だってノマド、これでも一応軍人なんだから。これ位でへばってたら軍人の”ぐ”の字も無いぞ。戦場で真っ先に殺られない為の体力作りだ」
ペル「うへぇ、、、ファング鬼ぃ、、、」
ファング「幾らでも言うが良いさ」
ノマド「、、、確かに体力作りは大切だ」
ペル「えっ?ノマド?」
ノマド「よし、ペル先生、グングニル国まで頑張ろう!大丈夫、俺達も居るし!ペル先生はやれば出来る子だから!ペル先生なら出来る!」
ペル「ノマドおぉぉぉぉぉぉ??!!」
ファング「アーハッハッ!!!」
ファングが高らかに笑う。
ペル先生にとっても体力は大切だからね。
A国の兵も未だ眠っていて起きる気配は無い。
グングニル国へと歩みを進める。
笑い合うこの時が唯、幸せに思えた。
この時だけは___
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あけましておめでとうございます!
昨年は『総統様、私達に命令を。』をご愛読頂きましてありがとうございました!
今年も更新していきますので、是非読んでください!
今年もよろしくお願いします!