日常破綻〜別離〜
計り知れないほど深い悲しみ
数えきれないほど巡った修羅場
日々尽きることのない涙
その日暮らしの感情に混ざる悲観論
赤黒い液を飲み込み、また吐き出す
もうやめにしないか
他人に頼っては、散々泣いたじゃないか
好奇の目の先には、あるはずの存在
冷却してくれないか、この限界を
電子板に綴る引き裂かれた精神
逃げた先にも深淵は続く
追い詰められて、追い詰められて
あ。
何も感じない
だのに全てが分かった
決断と言ってしまうのは生臭いから
これを選択としよう
細長いものを探して
高台を引き寄せて
容易くバイバイできるはずもない
一筋縄はぷつりと切れた
建物の柵を前にすれば
幸福論と劣等感と平和主義が
三面戦争
それを見下す傍観者(同伴者)
銀色に光る金属片
指先はたまたハラワタか
痛い妄想繰り返しては
選ぶ間も無く夜が明ける
心に労いも同情も要らないから
現世発注天上行きの
片道切符を握らせてくれ
こんな生き様を笑い飛ばして
貶して惨めに殺ってくれないか