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小説『総統様、私達に命令を。』#34

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カルマ「皆、集まったようだな、、、それではこれより開戦前緊急集会を行う」

そうカルマが言うと軍兵達はカルマに敬礼をした。

勿論それは俺も例外ではなかった。

カルマ「先のセラフの放送を聞いていたらわかると思うがA国が此方を攻めてきている。これは由々しき事態だ。なんてこの軍で一番強いわけじゃない俺が言うのもあれなのだがな。嗚呼、そういえばこんな大事なことの前に俺ばかりが話していることについて何も、、、触れていなかったな。そうだ、、、な、何から話せ、、、話せば良い、、、だろうか、、、」

途端、カルマの様子があからさまに奇怪しくなった。

妙に歯切れが悪く、何かに怯えているような、、、

セラフ「カルマ、言わなくても、、、」

カルマ「い、いや、駄目だ。此処で俺、俺が言わないと、、、み、皆に不安を与えて、し、まう、、、」

何時ものカルマから溢れるカリスマオーラを微塵とも感じさせず、唯々不安を感じるだけの子供にも見えた。

「カルマが話したくないなら、俺が話す」

そう隣から聞こえた。シフォンだ。でも話すって、、、

シフォンは俺がそう考えている中でもズンズンと壇上に近づいていく。

皆が自然と道を開けてしまう程威圧的だった。

そうしたシフォンの態度に軍兵は驚きを隠せず、騒がしくなる。

困った俺はシフォンと地面を交互に見た。

シフォンは壇上に上がると此方の軍兵側を見た。

冷ややかな瞳だった。

騒いでいた軍兵もシフォンの瞳に怖気付いたかのように黙った。

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名前のない小瓶

シフォン
何を話すん?

カルマ、、
人に言ってもらうでいいのか?

アユム

ほら、スピーチの前には
手のひらに人という字を書いて飲み込めと
あれほど……

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