空と形
ふと見上げたあの空は形には残らなくて
形にも言葉にもならない
あの空を思い出す
君と見上げた空は
透き通るような青空で
君は口を開いた
この瞬間は奇跡だねと
僕が見上げた空は
濁った曇り空
僕は口を開いた
あの瞬間は奇跡だったと
僕は空を見上げずに
地面を見つめてた
君が口を開くことを
ただ願うばかりで
君と見上げた空は
透き通るような青空で
僕は透明な君の声が
一瞬聞こえた気がしたよ
この瞬間は奇跡なんだよ
ふと見上げたあの空は形には残らなくて
形にも言葉にもならない
あの空を思い出す